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りつ [1] 【律】🔗🔉

りつ [1] 【律】 (1)おきて。法律。特に,古代,犯罪・刑罰について定めた刑法典。令とともに中国で秦・漢時代に発達し,隋・唐時代に大成。日本では唐律を模して,天武朝期の飛鳥浄御原律(アスカキヨミハラリツ)から701年に大宝律として制定。718年,改定して養老律とした。 (2)「律詩」の略。 (3)〔仏〕 〔梵 vinaya〕 出家した者が守るべき規則。 (4)律宗のこと。 (5)楽音の絶対音高。音律。ピッチ。「調―」「平均―」 (6)日本・中国音楽で,音程の単位。十二律の一段階の差を示し,洋楽の半音(短二度)に相当。「第三弦を二―下げる」 (7)十二律の各音のうち陽の(奇数番目にあたる)六音。 ⇔呂(リヨ)(2) (8)相対的音程関係が,レ・ミ・(ファ)・ソ・ラ・シ・(ド)の形の五声または七声。中国の五声・七声を「呂(リヨ)」とするのに対していう。「唐土は呂の国なり,―の音なし/徒然 199」 ⇔呂(3) (9)「律旋(リツセン)」の略。 ⇔呂(4) (10)「律管」の略。

大辞林 ページ 156659 での単語。