複数辞典一括検索+

りょう リヤウ 【両】🔗🔉

りょう リヤウ 【両】 ■一■ [1] (名) (1)対(ツイ)になっている双方のもの。二つのもの。「―の手」 (2)中世まで用いられた目方または重さの単位。律令制では斤(キン)の一六分の一。41〜42グラム。 (3)近世の通貨単位。一両は銀五〇匁(のち六〇匁),銭四貫。金貨で一分の四倍,一朱の一六倍。ただし,市中では常に変動した。明治になり円に改称されたが,円の俗称として用いられた。 (4)布帛二端の称。 ■二■ (接尾) 助数詞。 (1)車の数を数えるのに用いる。「貨車四―」 (2)二つで一組みになっているものを数えるのに用いる。「錦御襪(シタウズ)八―/皇太神宮儀式帳」 (3)接尾語「りょう(領)」に同じ。「鎧の二三―をもかさねて,たやすう射通し候なり/平家 5」 〔■二■(1)はもと「輛」の字を用いる。■二■(3)は「領」のあて字〕

大辞林 ページ 156748 での単語。