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わ・びる [2][0] 【侘びる】 (動バ上一)[文]バ上二 わ・ぶ🔗🔉

わ・びる [2][0] 【侘びる】 (動バ上一)[文]バ上二 わ・ぶ (1)思いどおりにならなくて落胆する。嘆く。悲観する。「五条わたりなりける女をえ得ずなりにけることと,―・びたりける/伊勢 26」 (2)困惑する。迷惑がる。「この人の供なる者どもは―・びぬにやあらむ/枕草子 179」 (3)淋しく思う。心細がる。「須磨の浦に藻塩たれつつ―・ぶとこたへよ/古今(雑下)」 (4)失意の生活を送る。貧しく暮らす。「時を失ひ世に―・び/古今(仮名序)」 (5)困り切って嘆願する。「ただゆるし給はらん,と―・びければ/宇治拾遺 11」 (6)世俗を離れて静かに暮らす。閑静な暮らしを楽しむ。「この須磨の浦に心あらん人は,わざとも―・びてこそ住むべけれ/謡曲・松風」 (7)動詞の連用形の下に付いて,それをし続ける気力がなくなる意を表す。…しかねる。「待ち―・びる」

大辞林 ページ 157241 での侘びる動バ上一単語。