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ない【地震】🔗⭐🔉
ない ナ
【地震】
〔「な」は土地,「い」は居の意という〕
大地。「よる」「ふる」を伴って用いられ,地震の意を表す。なえ。「下動み,―が揺り来ば破れむ柴垣/日本書紀(武烈)」
【地震】
〔「な」は土地,「い」は居の意という〕
大地。「よる」「ふる」を伴って用いられ,地震の意を表す。なえ。「下動み,―が揺り来ば破れむ柴垣/日本書紀(武烈)」
ナイ
nay
🔗⭐🔉
ナイ [1]
nay
西アジア・中央アジア・北アフリカにある,葦の茎で作られる縦笛。ナーイ。ネイ。
→ナイ[音声]
nay
西アジア・中央アジア・北アフリカにある,葦の茎で作られる縦笛。ナーイ。ネイ。
→ナイ[音声]
な・い【無い・亡い】🔗⭐🔉
な・い [1] 【無い・亡い】 (形)[文]ク な・し
(1)(人間や物が)存在しない。完全な非存在の場合も,ある場面に不在の場合もある。「地獄は本当にあるか―・いか」「ほめられて喜ばない人は―・い」「ここに置いておいた消しゴムが―・い」「家には相談する相手も―・い」
(2)(事柄が)起こらない。行われない。「今日は授業が―・い」「この川の絶ゆること―・く/万葉 36」
(3)(人間や事物について)所有していない。(ア)人が財産などを所有していない。「家も―・いし,妻子も―・い」「今日は金が―・い」(イ)人や物がしかるべき属性を欠いている。「風格が―・い」「意味の―・い行為」「迫力の―・い時代劇」「このパンはひからびて味が―・い」(ウ)人がある能力・経験や感覚などをそなえていない。「学力が―・い」「知恵も―・いし,度胸も―・い」「いいアイディアが―・い」「やる気が―・い」
(4)数量・時間などを表す語を受けて,その数量や時間に達していない意を表す。「駅まで一キロも―・い」「試験まで一週間と―・い」
(5)(人間が)生存していない。死んでいる。《亡》「今は―・い人」
(6)他に類がない。またとない。「その時の情けなさそうな顔といったら―・かった」「―・きすきものにて,朝夕琴を指しおくことなかりけり/十訓 10」
(7)(「…こと」を受けて)(ア)否定を表す。「欲しくないことも―・いが,わざわざ買う気はしない」(イ)未経験であることを表す。「まだ食べたことが―・い」「こんなみじめな思いをしたことは―・い」(ウ)不必要であることを表す。「何も急ぐことは―・い」(エ)可能性がないことを表す。「まさか死ぬことも―・いだろう」
(8)(補助形容詞)
(ア)形容詞・形容動詞の連用形,および一部の助動詞「だ」「たい」「らしい」などの連用形の下に付いて,その状態の打ち消しを表す。「それほど寒く―・い」「あまり静かでは―・い」「顔を見たくも―・い」「学生らしく―・い」「ここに使はるる人にも―・きに/竹取」(イ)動詞の連用形に助詞「て」の付いたものに付いて,「…ている」「…てある」という状態の打ち消しを表す。「電車が全然動いて―・い」「彼は死んで―・い」「まだ夕食を食べて―・い」「窓があけて―・い」
(9)名詞の下に付いて,否定の意を表す形容詞をつくる。「頼り―・い」「情け―・い」
[派生] ――げ(形動)――さ(名)
[慣用] 罪が―・根も葉も―・満更でも―・身も蓋(フタ)も―・目が―/一も二も無く・声なき声・手もなく・武士に二言なし
ない【唯】🔗⭐🔉
ない 【唯】 (感)
応答の語。また,同意を表す語。はい。江戸時代,奴(ヤツコ)などが多く用いた。ねい。「『是そこな奴さま,ここへござんせ雇ひましよ』『― ― ―』/浄瑠璃・反魂香」
ない🔗⭐🔉
ない (助動)(なかろ・なく(なかつ)・ない・ない・なけれ・○)
動詞,助動詞「れる」「られる」「せる」「させる」「しめる」「たがる」の未然形に付く。ただし,動詞のうち,「ある」だけには付かない。また,サ変動詞には,未然形のうちの「し」の形に付く。
(1)動作・作用・状態などの打ち消しを表す。「酒も飲ま〈ない〉し,タバコも吸わ〈ない〉」「とても犬猫の面倒までは見きれ〈ない〉」
(2)文末にあって,問いかけや勧誘の意を表す。普通,上昇調のイントネーションを伴う。「ないか」の形をとることもある。「あなた,あしたはうちにい〈ない〉?」「いっしょに手伝ってくれ〈ない〉?」「もうぼつぼつ出かけ〈ない〉か」
(3)「ないで」の形で文末にあって,打ち消しの願望や婉曲な禁止の意を表す。「もうどこにも行か〈ない〉でね」「授業中だから,よそ見をし〈ない〉で」
〔(1)助動詞「ない」の起源は,上代東国方言の助動詞「なふ」と関連があるものともいわれる。文献上では,ロドリゲスの「日本大文典」に,関東方言で「アゲ〈ナイ〉,ヨマ〈ナイ〉,ナラワ〈ナイ〉」などと言うとあるのが早いもので,近世江戸語以降,しだいに広く用いられるようになった。(2)未然形「なかろ」に助動詞「う」の付いた「なかろう」は打ち消しの推量を表すが,この場合,現代語では「ないだろう」を用いることが多い。(3)連用形「なく」に接続助詞「て」の付いた「なくて」は,時に促音が添加されて「なくって」となることがある。「なかなか話が終わら〈なくっ〉てじりじりした」。また,連用形「なく」に助詞「ては」の付いた「なくては」は,話し言葉のくだけた言い方では,「なくちゃ」となることがある。「返事を早く出さ〈なくちゃ〉ならない」(4)連用形「なかっ」は助動詞「た」,助詞「たり」を伴って打ち消しの過去を表すが,これは明治以降,広く用いられるようになったもので,近世江戸語では一般には「なんだ」が用いられた。→なんだ。(5)用言にかかる用法や中止法に用いられる「ないで」を助動詞「ない」の連用形の一つの形と認める説もある。→ないで。(6)仮定形「なけれ」に接続助詞「ば」の付いた「なければ」は,話し言葉でのくだけた言い方では,「なけりゃ」「なきゃ」となることがある。「すぐ出かけ〈なけりゃ〉ならない」「早く行か〈なきゃ〉間に合わない」。なお,近世江戸語では,「なければ」に先立って「ないければ」という言い方が広く用いられた。→ないければ。(7)現代語では,助動詞「ない」は動詞「ある」には付かないが,近世では,「あらない」の例もごくまれにはみられる。「くびもこわいものではあら〈ない〉/おあむ物語」「せく事はあら〈ない〉/浄瑠璃・宵庚申(上)」〕
な・い🔗⭐🔉
な・い (接尾)
〔形容詞型活用([文]ク な・し)〕
性質・状態を表す語(形容詞・形容動詞の語幹など)に付いて形容詞をつくり,程度のはなはだしい意を表す。「切―・い」「せわし―・い」
ない【無い】(和英)🔗⭐🔉
大辞林に「ない」で完全一致するの検索結果 1-9。