ばい [1] 【貝・・海】 （１）海産の巻貝。貝殻は長卵形で殻高7センチメートル内外。表面は黄褐色の殻皮でおおわれる。殻は乳白色で栗色の斑紋がある。肉は食用。貝殻は貝細工の材料。昔は貝殻を使ってばいごま（べいごま）を作った。浅海の砂底にすむ。北海道南部以南に分布。 （２）「貝独楽(バイゴマ)」の略。「―ヲ回ス/日葡」

ばい [1] 【枚】 昔，夜討ちなどのとき，声を出さないように，人や馬の口にくわえさせた箸(ハシ)のような形のもの。ひもで首に結びつけた。口木。

ばい 【倍】 ■一■ [0] （名） ある数量を二つ合わせた数量。二倍。「―の時間がかかる」「お礼を―にして返す」 ■二■ （接尾） 助数詞。同じ数を重ねて加え合わせる回数を表すのに用いる。「一・五―」「一〇―」

ばい [1] 【唄】 〔「唄匿(バイノク)」の略〕 声明の曲種の一。歌詞は偈頌(ゲジユ)の類。音節を非常に長く延ばして唱える。「如来唄」「云何(ウンガ)唄」など。法会(ホウエ)の始まりの部分で唄師が独唱し，道場を厳粛にする役割があるとされる。

ばい [1] 【霾】 「黄砂(コウサ)」に同じ。[季]春。

ば-い [1] 【馬医】 馬の病気を診療する医者。うまいしゃ。

ばい （終助） 〔近世九州方言〕 文末にあって，詠嘆の意を込めて，軽く念を押して言うのに用いる。「まだ市五郎三蔵が舟は見えいろ，心もとなか―/浄瑠璃・博多小女郎（上）」 〔現代でも，九州地方には，用いている所がある〕

ばい【倍の】 two times;twice;→英和 double.→英和 …の３〜である be three times as much[many,long,etc.]as….〜にする[なる]double.→英和