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あさ-かげ [2][0] 【朝影】🔗🔉

あさ-かげ [2][0] 【朝影】 (1)朝,鏡に映った顔や姿。「―見つつ少女(オトメ)らが手にとり持てるまそ鏡/万葉 4192」 (2)朝日に照らされてできる細長く弱々しい影。恋にやつれた姿などをたとえる。「―にあが身はなりぬ/万葉 2664」 (3)朝日の光。 ⇔夕影

あさ-がけ [0] 【朝駆け・朝駈け】 (名)スル🔗🔉

あさ-がけ [0] 【朝駆け・朝駈け】 (名)スル (1)朝早く馬を走らせること。 (2)早朝,不意をついて敵陣を襲うこと。 ⇔夜討ち (3)(転じて)新聞記者などが取材のために,予告せずに朝早く人の家を訪問すること。 (4)たやすいことのたとえ。朝飯前の仕事。「左衛門が足軽十騎斗さしむけば,―に生捕て/浄瑠璃・雪女」

――の駄賃(ダチン)🔗🔉

――の駄賃(ダチン) 容易に物事の成し遂げられるたとえ。「気遣なさるな,五人や十人は―ぞ/浄瑠璃・天智天皇」

あさか-しゃ 【浅香社】🔗🔉

あさか-しゃ 【浅香社】 1893年(明治26),落合直文の興した歌人の結社。直文の住む東京の浅嘉町にちなむ。古習の打破と個性尊重を唱え,門下から与謝野鉄幹・金子薫園・尾上柴舟らが出た。

あさ-がすみ [3] 【朝霞】🔗🔉

あさ-がすみ [3] 【朝霞】 ■一■ (名) 朝立つ霞。[季]春。《春なれや名もなき山の―/芭蕉》 ■二■ (枕詞) 霞んでいるさまから「鹿火屋(カヒヤ)」にかかる。「―鹿火屋が下に鳴くかはづ/万葉 2265」

あさ-かぜ [2] 【朝風】🔗🔉

あさ-かぜ [2] 【朝風】 (1)朝吹く風。 ⇔夕風 (2)日が出てしばらくの間,海岸では陸から海へ,山地では山頂から谷へ吹く風。

あさ-がた [0][2] 【朝方】🔗🔉

あさ-がた [0][2] 【朝方】 朝のうち。朝のあいだ。 ⇔夕方

あさか-の-うら 【浅香の浦】🔗🔉

あさか-の-うら 【浅香の浦】 大阪府堺市浅香山町付近の海岸の古名。((歌枕))「夕さらば潮満ち来なむ住吉(スミノエ)の―に玉藻刈りてな/万葉 121」

あさか-の-みや 【朝香宮】🔗🔉

あさか-の-みや 【朝香宮】 旧宮家。1906年(明治39)久邇宮朝彦(クニノミヤアサヒコ)親王の第八王子鳩彦(ヤスヒコ)王が創立。1947年(昭和22)皇籍を離れた。

大辞林 ページ 138013