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あさじ-あえ ―ヂアヘ [0] 【浅茅和え・朝地和え】🔗🔉

あさじ-あえ ―ヂアヘ [0] 【浅茅和え・朝地和え】 白い切り胡麻で,ゆでた青菜を和えた料理。まばらに生えたチガヤの風情をもじって付けられた名。小町和え。

あさじ-う ―ヂフ 【浅茅生】🔗🔉

あさじ-う ―ヂフ 【浅茅生】 浅茅の生えている所。「―に露おきそふる雲の上人/源氏(桐壺)」

あさじ-う-の ―ヂフ― 【浅茅生の】 (枕詞)🔗🔉

あさじ-う-の ―ヂフ― 【浅茅生の】 (枕詞) 浅茅が生えている野の意で,「野」「小野(オノ)」,また「己(オノ)」にかかる。「―小野の篠原偲ぶとも/古今(恋一)」

あさじ-う-の-やど ―ヂフ― 【浅茅生の宿】🔗🔉

あさじ-う-の-やど ―ヂフ― 【浅茅生の宿】 浅茅の生えている荒れ果てた家。あさじがやど。「いかですむらむ―/源氏(桐壺)」

あさじ-が-はら ―ヂ― 【浅茅が原】🔗🔉

あさじ-が-はら ―ヂ― 【浅茅が原】 (1)浅茅が生いしげり荒れた野原。あさじはら。 (2)地名(別項参照)。

あさじ-が-やど ―ヂ― 【浅茅が宿】🔗🔉

あさじ-が-やど ―ヂ― 【浅茅が宿】 「あさじうのやど」に同じ。「―に昔をしのぶこそ/徒然 137」

あさじ-はら ―ヂ― 【浅茅原】🔗🔉

あさじ-はら ―ヂ― 【浅茅原】 ■一■ (名) 「あさじがはら」に同じ。 ■二■ (枕詞) 音の類似から「つばら」にかかる。「―つばらつばらにもの思へば/万葉 333」

あさ-じ [0][2] 【朝事・朝勤】🔗🔉

あさ-じ [0][2] 【朝事・朝勤】 (1)真宗の寺で,早朝に行う勤行(ゴンギヨウ)。 (2)「朝事参り」の略。

あさじ-まいり ―マリ [4] 【朝事参り】🔗🔉

あさじ-まいり ―マリ [4] 【朝事参り】 真宗で,信徒が朝早く御堂(ミドウ)で行われる勤行に参ること。朝事。「―の折節に/太平記 3」

あさ-しお ―シホ [0][2] 【朝潮】🔗🔉

あさ-しお ―シホ [0][2] 【朝潮】 朝,満ちてくる潮。 ⇔夕潮

あさじ-が-はら アサヂ― 【浅茅ヶ原】🔗🔉

あさじ-が-はら アサヂ― 【浅茅ヶ原】 奈良市奈良公園西部の春日神社一の鳥居あたりの丘陵。

あさ-じめり [3] 【朝湿り】🔗🔉

あさ-じめり [3] 【朝湿り】 朝,霧や露で物がしっとりとぬれていること。

あさ-じも [0][2] 【朝霜】🔗🔉

あさ-じも [0][2] 【朝霜】 〔「あさしも」とも〕 朝おりている霜。[季]冬。

あさじも-の 【朝霜の】 (枕詞)🔗🔉

あさじも-の 【朝霜の】 (枕詞) (1)消えやすいことから,「消(ケ)」にかかる。「―消なば消ぬべく思ひつつ/万葉 2458」 (2)「消(ケ)」と同音の「木(ケ)」を含む「御木(ミケ)」(地名)にかかる。「―御木のさ小橋(オバシ)/日本書紀(景行)」

大辞林 ページ 138020