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――を向・ける🔗⭐🔉
――を向・ける
(1)ある方向へ向かう。
(2)(「足を向けて寝られない」の形で)人に対する恐れ多い気持ちや感謝の気持ちを表す。
あし [1] 【葦・蘆・葭】🔗⭐🔉
あし [1] 【葦・蘆・葭】
イネ科の多年草。温帯および暖帯に広く分布し,水辺に自生する。地下の長い根茎から高さ2メートル以上に達する稈(カン)(茎)を出し,群生する。葉は二列に互生し,ササの葉に似る。秋,ススキに似た大きな穂を出す。稈は簾(スダレ)やよしずにする。「あし」が「悪し」に通ずるのを忌んで,「よし」ともいう。ハマオギ。[季]秋。
――をふくむ雁(カリ)🔗⭐🔉
――をふくむ雁(カリ)
海を越える時,海上で休むのに用いるため,葦の葉を口にくわえていくという雁。
→雁風呂(ガンブロ)
あ・し 【悪し】 (形シク)🔗⭐🔉
あ・し 【悪し】 (形シク)
〔「あし」は絶対的な評価として,「わろし」は相対的な評価として用いる〕
(1)(道徳的・倫理的に)非難されるべきである。悪い。けしからぬ。「よきにつけ―・しきにつけ」「―・しからず」「人よりは妹そも―・しき恋もなくあらましものを思はしめつつ/万葉 3737」
(2)(吉凶・禍福について)不吉だ。不運だ。「例の所には,方―・しとて,とどまりぬ/蜻蛉(中)」
(3)(美的に)みにくい。醜悪だ。「御声も惜しませ給はず,いとさま―・しきまで泣かせ給ふ/栄花(花山)」
(4)(技術的に)へただ。拙劣だ。「中納言,―・しく探ればなき也と腹立ちて/竹取」
(5)(身分的・階層的に)卑しい。下賤(ゲセン)だ。「冬はついたち,つごもりとて,―・しきもよきもさわぐめるものなれば/蜻蛉(上)」
(6)(品質的に)粗末だ。粗悪だ。「下衆女のなり―・しきが子負ひたる/枕草子 122」
(7)(気分・心理状態について)不快だ。不機嫌だ。苦しい。「おほやけの御気色―・しかりけり/伊勢 114」
(8)(自然的状況について)荒れている。険悪だ。「外の海いといみじく―・しく浪高くて/更級」
(9)都合が悪い。具合が悪い。「折―・しく」「ここには弓場なくて―・しかりぬべしとてかしこにののしる/蜻蛉(中)」
(10)(動詞の連用形の下に付いて)…するのが難しい。…しにくい。「他国(ヒトクニ)はすみ―・しとそいふ/万葉 3748」
→わろし
大辞林 ページ 138041。