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あじゃせ 【阿闍世】🔗🔉

あじゃせ 【阿闍世】 〔梵 Ajtaatru〕 古代インド,マガダ国の王。頻婆娑羅(ビンバシヤラ)王の子。提婆達多(ダイバダツタ)の教唆(キヨウサ)で父王を幽閉・殺害して即位したが,のち釈迦に帰依して仏教を保護した。阿闍世王。

あじゃせ-コンプレックス [7] 【阿闍世―】🔗🔉

あじゃせ-コンプレックス [7] 【阿闍世―】 〔心〕 母親を愛するために母親を亡きものにしたいという欲望。1931年(昭和6)に精神分析家古沢平作の提唱した理論。日本人の母子関係の特徴とされる。

あしや-どうまん ―ダウマン 【蘆屋道満】🔗🔉

あしや-どうまん ―ダウマン 【蘆屋道満】 平安中期の陰陽家(オンヨウケ)。安倍晴明と術くらべをしたと伝えられる人物。のち浄瑠璃などに脚色された。生没年未詳。

あしやどうまんおおうちかがみ アシヤダウマンオホウチカガミ 【蘆屋道満大内鑑】🔗🔉

あしやどうまんおおうちかがみ アシヤダウマンオホウチカガミ 【蘆屋道満大内鑑】 人形浄瑠璃。時代物。竹田出雲作。1734年初演。通称「葛の葉」。和泉国信太(シノダ)の森の白狐が女に化けて安倍保名(アベノヤスナ)と契って安倍晴明を生んだという伝説を脚色したもの。四段目の「子別れ」が有名。

あしゃら 【阿遮羅】🔗🔉

あしゃら 【阿遮羅】 〔梵 Acala〕 不動明王のこと。

あじゃら 【戯】🔗🔉

あじゃら 【戯】 ふざけること。たわむれ。冗談。戯(ザ)れ。「―が誠になるわいな/歌舞伎・幼稚子敵討」

――にも🔗🔉

――にも (多く下に打ち消しや禁止の語を伴って)冗談にも。かりそめにも。「睦じいとて―悋気(リンキ)ばしして去らるるな/浄瑠璃・忠臣蔵」

あじゃらし・い 【戯しい】 (形)🔗🔉

あじゃらし・い 【戯しい】 (形) 〔動詞「あじゃる」の形容詞形〕 ふざけた態度である。「そんな―・いこたあ,中絶なうしてゐますに/滑稽本・膝栗毛 2」

あじゃり [1][0] 【阿闍梨】🔗🔉

あじゃり [1][0] 【阿闍梨】 〔仏〕 〔梵 crya の音写。軌範師・教授・正行などと訳す。「あざり」とも〕 (1)(ア)密教で,修行が一定の段階に達し,灌頂(カンジヨウ)を受けた僧。(イ)日本で,真言・天台両宗の僧に与えられた職位。 (2)修法を執り行う僧。「修法始めむと仕れば,―にまうでくる人もさぶらはぬを/大鏡(道隆)」 (3)密教系の僧に対する敬称の一種。

大辞林 ページ 138073