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あつ-もの [0] 【羹】🔗🔉

あつ-もの [0] 【羹】 〔熱い物の意〕 野菜や魚肉などを入れて作った熱い吸い物。

――に懲(コ)りて膾(ナマス)を吹く🔗🔉

――に懲(コ)りて膾(ナマス)を吹く 〔屈原「楚辞(九章,惜誦)」〕 羹の熱いのに懲りて,冷たい膾まで吹きさまして食べる。一度失敗したのに懲りて,度の過ぎた用心をすることのたとえ。

あつ-もり [0] 【熱盛(り)】🔗🔉

あつ-もり [0] 【熱盛(り)】 ゆでて,熱いまま供する盛り蕎麦(ソバ)。熱盛り蕎麦。敦盛(アツモリ)。

あつもり 【敦盛】🔗🔉

あつもり 【敦盛】 (1)人名。平敦盛(タイラノアツモリ)。 (2)能の曲名。二番目物。世阿弥作。熊谷直実(クマガイナオザネ)が出家して,手にかけた平敦盛の菩提(ボダイ)を弔うため一谷におもむき回向していると,敦盛の亡霊が夢に現れ,一門の没落を嘆きわが身の最期を語り,供養を謝して去る。 (3)幸若舞(コウワカマイ)の一。熊谷直実が平敦盛を討ち,出家に至るまでを脚色したもの。能の「敦盛」とともに浄瑠璃・歌舞伎の素材となった。 (4)「熱盛り」に同じ。平敦盛の名にかけてしゃれたもの。

あつもり-そう ―サウ [0] 【敦盛草】🔗🔉

あつもり-そう ―サウ [0] 【敦盛草】 ラン科の多年草。山地に自生。高さ30〜50センチメートルで,広楕円形の葉を数個互生する。初夏,茎頂に径5センチメートルほどの紅紫色の花を一個開く。花の唇弁は袋状にふくれ和名はこれを平敦盛の背負った母衣(ホロ)に見立てたもの。 敦盛草 [図]

あつ-やき [0] 【厚焼(き)】🔗🔉

あつ-やき [0] 【厚焼(き)】 普通より厚めに焼きあげた食品。「―せんべい」「―卵」

あつ-ゆ [0] 【熱湯】🔗🔉

あつ-ゆ [0] 【熱湯】 熱めの風呂。「―好きの江戸っ子」

あつ・ゆ 【篤ゆ】🔗🔉

あつ・ゆ 【篤ゆ】 ■一■ (動ヤ下二) 病気が重くなる。あつしる。「遘疾(ヤマイ)―・えて,大漸(トコツクニ)に至る/日本書紀(雄略訓)」 ■二■ (動ヤ上二) {■一■}に同じ。「大宮も頼もしげなくのみ―・い給へるに/源氏(澪標)」

大辞林 ページ 138158