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あまつ-つみ 【天つ罪】🔗🔉

あまつ-つみ 【天つ罪】 (1)古代の罪の概念の一。共同体の農耕に関する不法行為やタブー。延喜式によれば,畔(ア)放ち・溝埋め・樋(ヒ)放ち・重(シキ)播(マ)き・串(クシ)刺し・生け剥(ハ)ぎ・逆剥(ハ)ぎ・糞戸(クソヘ)の八種。 ⇔国つ罪 (2)朝廷による処罰。「恭(ツツシ)みて―を行へ/日本書紀(継体訓)」

あまつ-ひつぎ 【天つ日嗣】🔗🔉

あまつ-ひつぎ 【天つ日嗣】 皇位の継承。また,皇位。あまのひつぎ。「天つ神の御子の―/古事記(上訓)」

あまつ-みおや 【天つ御祖】🔗🔉

あまつ-みおや 【天つ御祖】 天皇の先祖という天上の神。皇祖。「我が―彦火瓊瓊杵尊(ヒコホノニニギノミコト)に授けたまへり/日本書紀(神武訓)」

あまつ-みかど 【天つ御門】🔗🔉

あまつ-みかど 【天つ御門】 皇居の門。また,皇居。「ひさかたの―を恐(カシコ)くも/万葉 199」

あまつ-みこと 【天つ尊】🔗🔉

あまつ-みこと 【天つ尊】 天照大神(アマテラスオオミカミ)のこと。「岩戸あけし―のそのかみに/御裳濯川歌合」

あまつ-みず ―ミヅ 【天つ水】🔗🔉

あまつ-みず ―ミヅ 【天つ水】 ■一■ (名) 天上の水。雨。「―仰ぎてそ待つ/万葉 4122」 ■二■ (枕詞) 日照りに雨を待つ意で,「仰ぎて待つ」にかかる。「―仰ぎて待つに/万葉 167」

あまつ-やしろ 【天つ社】🔗🔉

あまつ-やしろ 【天つ社】 天つ神をまつる社。「―地祇(クニツヤシロ)を敬(イヤ)び祭(イワ)ひて/日本書紀(神武訓)」 →国つ社

あまつくめ-の-みこと 【天津久米命】🔗🔉

あまつくめ-の-みこと 【天津久米命】 古事記神話で,瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)の天孫降臨の時の随伴神。武装して一行の先頭に立った。久米直(クメノアタイ)などの祖神。

大辞林 ページ 138265