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あまの-とりふね 【天の鳥船】🔗🔉

あまの-とりふね 【天の鳥船】 神が乗って天空を移動すると考えられた船。古事記では伊弉諾尊(イザナキノミコト)・伊弉冉尊(イザナミノミコト)が生んだとする。鳥之石楠船神(トリノイワクスブネノカミ)。

あまの-ぬほこ 【天の瓊矛】🔗🔉

あまの-ぬほこ 【天の瓊矛】 記紀の国産みの神話で,伊弉諾尊(イザナキノミコト)・伊弉冉尊(イザナミノミコト)が用いた,玉で飾った立派な矛。「この漂へる国を修めつくり固め成せと詔(ノ)りて,―を賜ひて/古事記(上訓)」

あまの-はぐるま 【天の羽車】🔗🔉

あまの-はぐるま 【天の羽車】 祭神の遷座などの時,神霊を納め奉る輿(コシ)・車。「旧事紀」にみられる大己貴神(オオアナムチノカミ)の故事に基づくという。

あまの-はごろも 【天の羽衣】🔗🔉

あまの-はごろも 【天の羽衣】 (1)天人が着て,空を駆けめぐるという衣。「天人の中に持たせたる箱あり。―入れり/竹取」 (2)天皇が大嘗祭(ダイジヨウサイ)・新嘗祭(シンジヨウサイ)などで沐浴(モクヨク)する時に身につける「湯かたびら」の称。[江家次第]

あまの-はら 【天の原】🔗🔉

あまの-はら 【天の原】 (1)大空。「―雲なき夕(ヨイ)に/万葉 1712」 (2)天つ神のいる世界。天上界。「天皇(スメロキ)の敷きます国と―石門(イワト)を開き神上り上りいましぬ/万葉 167」

あまの-ひつぎ 【天の日嗣】🔗🔉

あまの-ひつぎ 【天の日嗣】 「あまつひつぎ」に同じ。「天皇(スメロキ)の―と継ぎて来る君の御代御代/万葉 4465」

あまの-ふちごま 【天の斑駒】🔗🔉

あまの-ふちごま 【天の斑駒】 天上界にいたという,まだら毛の馬。「―を剥(サカハギニハ)ぎて/日本書紀(神代上訓)」

あまの-ますひと 【天の益人】🔗🔉

あまの-ますひと 【天の益人】 〔「益人」は増えていく人の意〕 人民。「国中に成り出でむ―らが/祝詞(六月晦大祓)」

あまの-むらくものつるぎ 【天叢雲剣】🔗🔉

あまの-むらくものつるぎ 【天叢雲剣】 三種の神器の一。記紀神話で,素戔嗚尊(スサノオノミコト)が出雲国の簸川(ヒノカワ)の川上で,八岐大蛇(ヤマタノオロチ)を退治した時に,大蛇の尾から得たという霊剣。草薙(クサナギ)の剣(ツルギ)。熱田神宮に祀(マツ)る。

大辞林 ページ 138272