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い-か ―クワ [1] 【異化】 (名)スル🔗🔉

い-か ―クワ [1] 【異化】 (名)スル 〔dissimilation〕 (1)ある程度違う二つの要素が近接する場合,双方の共通点が減じ差異が一層増大すること。互いの区別が際立つこと。印象(心理学),個人や集団(社会学)などにおける相互作用の一。 ⇔同化 →異化効果 (2)〔生〕 生体内の物質交代において,複雑な化合物(同化物質)を,より単純な物質に分解する反応。一般に異化の反応過程はエネルギー放出反応であり,その代表例が呼吸である。カタボリズム。異化作用。 ⇔同化 (3)〔(ドイツ) Verfremdung〕 演劇美学の用語。日常馴れ親しんでいる文脈から物事をずらして,不気味で見慣れぬものにすること。ブレヒトの異化効果が典型で,一種の目ざましの作用を意味する。 (4)〔言〕 ある音素が隣接する音素に影響されて,より類似性の少ない性質のものに変化すること。ラテン語 marmor がフランス語 marbre となる類。 ⇔同化

いが [2] 【毬・🔗🔉

いが [2] 【毬・】 クリなどの果実を包んでいるとげのたくさん生えた外皮。総苞(ソウホウ)の変形したもの。殻斗(カクト)の一種。

い-が [1] 【衣蛾】🔗🔉

い-が [1] 【衣蛾】 ヒロズコガ科のガ。黄褐色で前ばねには三個の黒褐色の斑がある。開張10〜14ミリメートル。幼虫は毛織物・毛皮・羽毛などを食害する。世界各地に分布。

いが 【伊賀】🔗🔉

いが 【伊賀】 旧国名の一。三重県西部にあたる。伊州。

い-が ― 【渭河】🔗🔉

い-が ― 【渭河】 ⇒渭水(イスイ)

い-かい カヒ 【居飼】🔗🔉

い-かい カヒ 【居飼】 古代・中世,院司や家司(ケイシ)の厩別当(ウマヤノベツトウ)に属し,牛馬の世話をする役の者。

い-かい カヒ 【猪養・猪飼・猪甘】🔗🔉

い-かい カヒ 【猪養・猪飼・猪甘】 古代の品部(シナベ)の一。猪(豚)を飼うことを職とした部民。猪飼部(イカイベ)。

い-かい ― [1][0] 【位階】🔗🔉

い-かい ― [1][0] 【位階】 (1)律令制における官僚の序列の標示。603年の冠位十二階制から数度の変遷を経て大宝令・養老令で整備された。親王は一品(イツポン)から四品(シホン)の四階。諸臣は正一位から少初位下(シヨウソイゲ)の三〇階(一位から三位は正従各二階,四位から八位は正従をそれぞれ上下に分け各四階,初位は大少を上下に分け四階)。また,五位以下には内位と外位(ゲイ)の別がある。位階は功労に応じて昇進があり,位階に対応した官職に就くことを原則とした(官位相当)。 (2)栄典の一。国家に対して勲功・功績のあった者に授与される。一位から八位まで,それぞれ正従があり,一六階に分かれる。現在は死者に対する追賜・昇叙のみが行われる。

大辞林 ページ 138561