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いせ-おんど 【伊勢音頭】🔗🔉

いせ-おんど 【伊勢音頭】 (1)伊勢地方に起こり,各地に伝わった民謡。源流は,伊勢遷宮の用材を運ぶ御木曳(オキヒキ)の木遣(キヤリ)唄,伊勢参宮の道中唄,神宮周辺の遊郭のはやり唄など。各地に伝存するものは歌詞・曲調とも多種多様だが,「正調伊勢音頭」系と「伊勢道中唄」系に分かれる。 (2)伊勢古市の遊里で唄われた俗謡。享保年間(1716-1736)に俳人梅路の詞で,奥山桃雲が唄いはじめた長唄風のもの。

いせおんどこいのねたば ―コヒノネタバ 【伊勢音頭恋寝刃】🔗🔉

いせおんどこいのねたば ―コヒノネタバ 【伊勢音頭恋寝刃】 歌舞伎世話物の一。近松徳三作。四幕七場。1796年大坂角(カド)の芝居初演。通称「伊勢音頭」。伊勢古市の油屋で起こった殺傷事件を脚色したもの。油屋の場の愛想づかし,殺し場の凄惨(セイサン)美が見せ場。 →油屋お紺

いせ-かいどう ―カイダウ 【伊勢街道】🔗🔉

いせ-かいどう ―カイダウ 【伊勢街道】 伊勢神宮参詣(サンケイ)用の街道の総称。桜井市初瀬(ハセ)から青山峠を経由する初瀬街道,東海道の日永(ヒナガ)(現在,四日市市)から分かれて南下する参宮街道,鈴鹿峠を越えて参宮街道に合流する伊勢別街道などがある。

いせ-かぐら [3] 【伊勢神楽】🔗🔉

いせ-かぐら [3] 【伊勢神楽】 民間に伝承される神楽の分類名称。伊勢外宮(ゲクウ)の御師(オシ)の家で行われた巫女(ミコ)による神楽が源流とされ,清めの方法として湯立(ユダテ)を行う点に特色がある。伊勢流神楽。湯立神楽。旧暦一一月(霜月)に行う例が多く,霜月神楽ともいう。東北地方・中部地方に多く分布する。

いせ-かたがみ [3] 【伊勢型紙】🔗🔉

いせ-かたがみ [3] 【伊勢型紙】 三重県鈴鹿市で作られる染色用の型紙。渋加工した美濃紙を彫刻刀で彫り抜く。

い-せき ― [0] 【堰・井堰】🔗🔉

い-せき ― [0] 【堰・井堰】 水をよそに引いたり,水量を調節するために,川水をせき止めた所。い。井手。せき。

い-せき [0][1] 【医籍】🔗🔉

い-せき [0][1] 【医籍】 (1)医師の免許を得た者の本籍・氏名などを登録しておく,厚生省の帳簿。 (2)医書。

大辞林 ページ 138717