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いちねん-むぎ [5] 【一年麦】🔗🔉

いちねん-むぎ [5] 【一年麦】 〔秋にまかず年が明けてからまく麦のことから〕 何にもならないことのたとえ。「―は馬鹿の薬」

いち-ねん [0][2] 【一念】🔗🔉

いち-ねん [0][2] 【一念】 (1)深く思いつめた心。一筋の思い。一心。 (2)〔仏〕(ア)きわめて短い時間。六十刹那(セツナ),または九十刹那とされるが,単に一瞬の意で用いられることが多い。(イ)一つの心のはたらき。一瞬の意識。(ウ)一度の念仏。多く,阿弥陀仏を念ずること。また,南無阿弥陀仏と唱えること。(エ)主として浄土真宗で迷いなく仏を信ずること。

――岩をも通(トオ)す🔗🔉

――岩をも通(トオ)す 強い信念があればどんな困難なことでもなしとげられる。一念岩にも通る。

――天に通(ツウ)ず🔗🔉

――天に通(ツウ)ず 必ずなしとげようというかたい決意のもとにたゆまず努力すれば,必ず天の知り聞き入れるところとなって成功する。

いちねん-おうじょう ―ワウジヤウ [5][2]-[1] 【一念往生】🔗🔉

いちねん-おうじょう ―ワウジヤウ [5][2]-[1] 【一念往生】 〔仏〕 一念によって極楽往生が定まること。

いちねん-ぎ [3] 【一念義】🔗🔉

いちねん-ぎ [3] 【一念義】 浄土宗で法然の門弟幸西らの主張した教義。浄土に往生するには一念の信心だけで十分であり,多く念仏する必要はないとするもの。 ⇔多念義

いちねん-けしょう ―シヤウ [5][2]-[1] 【一念化生】🔗🔉

いちねん-けしょう ―シヤウ [5][2]-[1] 【一念化生】 〔仏〕 一念の力によってあるものに生まれ変わること。

いちねん-ごひゃくしょう ―シヤウ [6][2]-[2] 【一念五百生】🔗🔉

いちねん-ごひゃくしょう ―シヤウ [6][2]-[2] 【一念五百生】 〔仏〕 恩怨(オンエン)愛憎などの妄念は,一度心に浮かべただけで五百生に及ぶ輪廻(リンネ)の原因となること。執着の心の恐るべきことを説く言葉。

いちねん-さんぜん [5][2]-[0] 【一念三千】🔗🔉

いちねん-さんぜん [5][2]-[0] 【一念三千】 〔仏〕 天台宗の教義で,人の一念には宇宙の全存在が備わっていること。

大辞林 ページ 138802