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いっ・する [0][3] 【逸する】 (動サ変)[文]サ変 いつ・す🔗🔉

いっ・する [0][3] 【逸する】 (動サ変)[文]サ変 いつ・す (1)とり逃がす。のがす。「チャンスを―・した」「打球を―・する」 (2)ある範囲から外れる。「常軌を―・した振る舞い」「其範囲外に―・するを許さず/福翁百話(諭吉)」 (3)もらす。おとす。「国語学史上,名を―・することのできない人」 (4)うせる。なくなる。「早く本文を―・し書名のみ伝わる」 (5)気ままに楽しむ。「富者は―・して,貧者は労せざるを得ず/文明論之概略(諭吉)」 [慣用] 常軌を―・大魚を―・長蛇を―

いっ-すん [3] 【一寸】🔗🔉

いっ-すん [3] 【一寸】 (1)一尺の一〇分の一。約3.03センチメートル。 →寸 (2)短い距離・時間・寸法。わずかなことのたとえ。「―たりとも動かさない」「―のばし」「―きざみ」 〔副詞的用法の場合,アクセントは [0]〕

――先は闇(ヤミ)🔗🔉

――先は闇(ヤミ) 未来のことは全く予測することができないことをいう。

――下は地獄🔗🔉

――下は地獄 薄い船板一枚の下は底深い海である。船乗りの仕事の危険なことにいう。板子(イタゴ)一枚下は地獄。

――の光陰(コウイン)軽(カロ)んずべからず🔗🔉

――の光陰(コウイン)軽(カロ)んずべからず 〔朱熹の詩「偶成」の一節「少年易老学難成,一寸光陰不軽」から〕 たとえわずかな時間でも,無駄に過ごしてはいけない。

――延びれば尋(ヒロ)延びる🔗🔉

――延びれば尋(ヒロ)延びる 当面している困難を乗り切れば,あとはなんとかやっていけて先行き楽になる。

――の虫にも五分(ゴブ)の魂(タマシイ)🔗🔉

――の虫にも五分(ゴブ)の魂(タマシイ) 小さな者・弱い者でも,それ相応の意地や感情はもっているから決してばかにしてはならない。

いっすん-あし [3] 【一寸足】🔗🔉

いっすん-あし [3] 【一寸足】 小股で歩くこと。小刻みに歩くこと。刻み足。

いっすん-だめし [5] 【一寸試し】🔗🔉

いっすん-だめし [5] 【一寸試し】 少しずつ切り刻んで,なぶり殺しにすること。一分(イチブ)だめし。「白状せぬと―/浄瑠璃・忠臣蔵」

大辞林 ページ 138867