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いっ-そ [0] 【一層】 (副)🔗🔉

いっ-そ [0] 【一層】 (副) 〔「いっそう」の転〕 (1)思い切って。いっそのこと。「―ひと思いに死んでしまいたい」 (2)ほんとうに。まったく。「大屋さんのおかみさんへ―追従ばかりいつて/滑稽本・膝栗毛(発端)」

――のくされ🔗🔉

――のくされ どうせだめなのなら。いっそのこと。「―に,こよひはここにとまりはどうだ/滑稽本・膝栗毛 6」

――の事(コト)🔗🔉

――の事(コト) いっそ。思いきって。「―何もかも言ってしまおうかと思った」

いつ-ぞ 【何時ぞ】 (副)🔗🔉

いつ-ぞ 【何時ぞ】 (副) 〔「ぞ」は係助詞〕 不定の時を表す。過去・未来ともにいうが,現代では主に過去のある時をさす。いつ。いつか。「―のことだったかはっきりしないが…」「五三のあたひをためて,―の時節を待てども/浮世草子・一代男 5」

いつぞ-や [1] 【何時ぞや】 (副)🔗🔉

いつぞ-や [1] 【何時ぞや】 (副) 日時をはっきり覚えていない時や,はっきり言う必要のない時に用いる。先頃。いつであったか。せんだって。「―どこかでお会いしましたね」「―は結構なものをありがとう」

いっ-そう ―サウ [0][1] 【一双】🔗🔉

いっ-そう ―サウ [0][1] 【一双】 二つで一組になっているもの。一対。「―の屏風(ビヨウブ)」「鳥―を添へて/徒然 66」

――の玉臂(ギヨクヒ)千人の枕(マクラ)🔗🔉

――の玉臂(ギヨクヒ)千人の枕(マクラ) 〔「円機活法」による。滑らかな両のひじは千人の客の枕となる意〕 毎夜,相手の変わる遊女の身の上をいう。「まことに―/浮世草子・一代女 5」

いっ-そう ―サウ [3] 【一左右】🔗🔉

いっ-そう ―サウ [3] 【一左右】 一度の便り。一報。「其元―又々承度候/芭蕉書簡」

いっ-そう ―サウ [0] 【一掃】 (名)スル🔗🔉

いっ-そう ―サウ [0] 【一掃】 (名)スル 残らずはらい去ること。すっかり取り除くこと。「悪の温床を―する」「走者―」

いっ-そう 【一層】🔗🔉

いっ-そう 【一層】 ■一■ [1] (名) 層になっているもの,一つ。 ■二■ [0] (副) (1)程度がさらにはなはだしくなるさま。「雨が―激しくなる」「―の努力が必要だ」 (2)思い切って。いっそ。「自分も―相撲に成らうと/真景累ヶ淵(円朝)」

大辞林 ページ 138872