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いでん-がく ― [2] 【遺伝学】🔗🔉

いでん-がく ― [2] 【遺伝学】 遺伝現象の解明を目的とした生物学の一分野。遺伝子が形質を発現する時の調節機構,遺伝子本体の物理的・化学的性質,生物集団のもつ遺伝子群の変化などを研究対象とし,多くの分科に分かれる。

いでん-し ― [2] 【遺伝子】🔗🔉

いでん-し ― [2] 【遺伝子】 染色体中に一定の順序で配列されて各々一つずつの遺伝形質を決定し,両親から子孫へ,細胞から細胞へと伝えられる因子。遺伝子の本体は DNA(一部のウイルスでは RNA )であり,そのヌクレオチドの塩基の配列順序の一定の部分によって特定の形質を発現したり,調節したりする情報が伝えられる。遺伝因子。

いでん-し-がた ― [0] 【遺伝子型】🔗🔉

いでん-し-がた ― [0] 【遺伝子型】 ある生物個体の形質を決定する遺伝子の組成。 ⇔表現型

いでん-し-ぎんこう ―ギンカウ [5] 【遺伝子銀行】🔗🔉

いでん-し-ぎんこう ―ギンカウ [5] 【遺伝子銀行】 (1)一つの生物種のもつすべての遺伝情報を遺伝子ごとに切断し,それぞれ独立に大腸菌などを宿主(シユクシユ)としてクローン化したもの。 (2)特定の遺伝子をクローンや種子として保持し,必要に応じて供給する施設。ジーン-バンク。

いでん-し-くみかえ ―クミカヘ [5] 【遺伝子組(み)換え】🔗🔉

いでん-し-くみかえ ―クミカヘ [5] 【遺伝子組(み)換え】 遺伝子操作の一。DNA 分子の特定部位を切り出して他の DNA 分子に結合させること。これにより従来なかった形質をもつ生物をつくることができる。組み換え DNA 実験。 →遺伝子工学

いでん-しげん ― [4] 【遺伝資源】🔗🔉

いでん-しげん ― [4] 【遺伝資源】 生物種のもつ遺伝情報のこと。遺伝子工学の発展に伴い,多くの遺伝子が有用物質の生産,農作物の改良などに実用価値をもつところから,資源として認識した称。

いでん-し-こうがく ― [5] 【遺伝子工学】🔗🔉

いでん-し-こうがく ― [5] 【遺伝子工学】 遺伝子を有効に利用して人類に役立たせることを目的とした学問。遺伝子操作などの技術により発展した。高等生物の特定の遺伝子を多量に作り出して構造を分析したり,有用物質を生物的に生産するなど,広く応用される。

大辞林 ページ 138910