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いと-みゃく [2][0] 【糸脈】🔗🔉

いと-みゃく [2][0] 【糸脈】 (1)絹糸の一端を脈所にかけ他端を医者が持ち,糸に伝わる脈を間接的にはかること。貴婦人など直接体に触れることをはばかる人を診察する時の方法。近世まで行われた。 (2)糸を通して伝わる振動・手ごたえ。「―で魚の名を知る釣上手/柳多留 122」

――を引・く🔗🔉

――を引・く 相手の様子をうかがう。「綻びを頼み糸脈引いて見る/柳多留 59」

いど・む [2] 【挑む】 (動マ五[四])🔗🔉

いど・む [2] 【挑む】 (動マ五[四]) (1)闘争・競争を仕掛ける。「戦いを―・む」 (2)難しい仕事などをやり遂げようと立ち向かう。挑戦する。「エベレストに―・む」「難問に―・む」 (3)互いに譲らず,張り合う。「我さきせよ,人さきにせよと―・みあらそふ/仮名草子・伊曾保物語」 [可能] いどめる

い-とめ [0] 【鋳留(め)】🔗🔉

い-とめ [0] 【鋳留(め)】 金物の損傷を鋳掛けして繕うこと。

いと-め [3][0] 【糸目】🔗🔉

いと-め [3][0] 【糸目】 (1)糸筋。細い糸。 (2)器物に刻みつけた細い線。 (3)凧(タコ)の釣り合いをとるために,表面につける数本の糸。 (4)「糸歩(イトブ)」に同じ。 (5)江戸時代,甲州金の量目の呼称。一両の六四分の一。 (6)多毛綱の環形動物。ゴカイの一種。体は細長く20センチメートル内外で,環節数が三〇〇近くある。河口近くの浅海や汽水湖の泥底にすむ。一〇〜一二月,生殖のため泳ぎ出し,これをバチと呼ぶ。釣り餌(エ)に使う。 (7)染色で,模様の輪郭に置いた防染用の糊(ノリ)のあとにできる糸状の線。 (8)柳の芽だち。「青柳の―も見えず/躬恒集」

――を付けない🔗🔉

――を付けない 〔糸目をつけてない凧が風まかせに飛ぶことにたとえて〕 制限を加えない。金品を惜しげもなく使う。「金に―ない」 〔「いとめ」は「厭目」とも書く〕

いとめ-わん [3] 【糸目椀】🔗🔉

いとめ-わん [3] 【糸目椀】 轆轤(ロクロ)で糸目を施した漆塗りの椀。石川県江沼郡山中町で産する。蜆椀(シジミワン)。

い-と・める [3] 【射止める】 (動マ下一)[文]マ下二 いと・む🔗🔉

い-と・める [3] 【射止める】 (動マ下一)[文]マ下二 いと・む (1)うまく射あてて捕らえる。射殺す。「一発で獲物を―・める」 (2)(希少価値のあるものを)うまく自分のものにする。獲得する。「一等の賞金を―・める」「社長令嬢を―・める」

大辞林 ページ 138932