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いぬ-じにん 【犬神人】🔗🔉

いぬ-じにん 【犬神人】 中世,八坂神社に属した神人のうち,下層の民。京都建仁寺門前あたりに住み,平素は弓弦・沓(クツ)などを作るとともに,洛中の死屍の始末に当たり,また祇園祭には神幸の道路清掃なども行なった。いぬじんにん。つるめそ。

いぬ-じもの 【犬じもの】🔗🔉

いぬ-じもの 【犬じもの】 〔「じもの」は接尾語〕 (1)犬のようなもの。とるにたらないもの。「我等は―なりとて/沙石 7」 (2)(副詞的に用いて)犬でもないのに犬のように。「―道にふしてや命過ぎなむ/万葉 886」

いぬ-ぞり [0] 【犬橇】🔗🔉

いぬ-ぞり [0] 【犬橇】 犬に引かせて走らせるそり。

いぬ-たで [2][0] 【犬蓼】🔗🔉

いぬ-たで [2][0] 【犬蓼】 (1)タデ科の一年草。路傍に自生。高さ30センチメートル内外。葉は広披針形で互生し,全縁。夏から秋にかけ,約5センチメートルの穂状花序を出し紅色の小花を密につける。アカノマンマ。アカマンマ。 (2)オオケタデの古名。

いぬ-ちくしょう ―チクシヤウ [5] 【犬畜生】🔗🔉

いぬ-ちくしょう ―チクシヤウ [5] 【犬畜生】 (1)犬などのけだもの。また,そのような卑しいもの。 (2)不道徳な人をののしっていう語。「―にも劣る奴」

いぬ-つくばい ―ツクバヒ [3] 【犬蹲い】🔗🔉

いぬ-つくばい ―ツクバヒ [3] 【犬蹲い】 犬のすわるように両手両膝をつき,平伏すること。転じて,相手にへつらって機嫌をとること。「牛蒡(ゴボウ)程な尾を振つて,鎌倉武士に―/浄瑠璃・神霊矢口渡」

いぬつくばしゅう ―シフ 【犬筑波集】🔗🔉

いぬつくばしゅう ―シフ 【犬筑波集】 俳諧撰集。山崎宗鑑編。享禄(1528-1532)末から天文(1532-1555)初年頃に成るか。俳諧が文芸として独立する機運を示した句集。奔放な作風は次に来る貞門派よりも,むしろ談林俳諧に受け継がれた。誹諧連歌。誹諧連歌抄。新撰犬筑波集。犬筑波。

いぬ-つげ [2][0] 【犬黄楊】🔗🔉

いぬ-つげ [2][0] 【犬黄楊】 モチノキ科の常緑低木。山地に自生。普通高さ1.5〜3メートル内外。ツゲに似るが,別種。葉は密に互生し,長楕円形で革質,細鋸歯(キヨシ)をもつ。雌雄異株。初夏,白色の小花が密集してつき,球形の実は熟して黒色となる。庭木・盆栽用。材はツゲより劣る。

大辞林 ページ 138958