いり-どり 【入り取り】 人家に押し入り金品を奪い取ること。強盗。「在々所々に―おほし/平家 8」

いり-どり [2][0] 【煎り鳥・炒り鳥】 鶏・雁・鴨(カモ)などの肉を薄く切り，煎りつけて味を調えたもの。

いり-なべ [3] 【炒り鍋】 （１）豆・米・肉・野菜などを炒るのに用いる浅い鉄鍋または土鍋。 （２）ほうろく。

いり-に [0] 【入(り)荷】 （１）荷物が送られて来ること。また，その荷物。いりか。にゅうか。 （２）倉庫などに積み入れられている荷物。

いり-に [0] 【炒り煮】 油でいためてから煮る煮方。また，その物。

いり-の 【入り野】 （１）入り込んだ野。山に囲まれて人目につかない野。「多胡(タゴ)の―の奥もかなしも/万葉 3403」 （２）京都市西京区大原野上羽(ウエバ)・灰方付近の山間にはいり込んだ野原。ススキの名所。((歌枕))「さ雄鹿の―のすすき初尾花いづれのときか妹(イモ)が手まかむ/万葉 2277」

イリノイ Illinois アメリカ合衆国中西部の州。トウモロコシ・大豆の産地。工業都市シカゴがある。州都，スプリングフィールド。

いり-のう [2] 【入能】 能の上演で，予定の番組のほかに，貴顕の所望などによって臨時に上演される曲。御乞能(オコイノウ)。

いり-は [0] 【入端】 （１）舞踊的な芸能で，退場の部分の演技・歌・囃子(ハヤシ)をいう語。民俗芸能では登場の部分をいうこともある。 ⇔出端(デハ) （２）古く，二場構成の能の後場(ゴバ)をいった語。

いり-はま [0] 【入(り)浜】 満潮時の海面より低い浜辺に堤防を設け，満潮時に海水を流入させて製塩する方法。 ⇔揚げ浜

いりはま-けん [4] 【入(り)浜権】 魚介類の採取や海水浴，観光に利用するなど，すべての国民が海浜を自然のまま利用し享受する権利。