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うた-がき [2] 【歌垣】🔗🔉

うた-がき [2] 【歌垣】 (1)古代の習俗。男女が山や海辺に集まって歌舞飲食し,豊作を予祝し,また祝う行事。多く春と秋に行われた。自由な性的交わりの許される場でもあり,古代における求婚の一方式でもあった。人の性行為が植物にも生命力を与えると信じられていたと思われる。のち,農耕を離れて市でも行われるようになった。かがい。「果して期りし所にゆきて―の衆(ヒトナカ)に立たして/日本書紀(武烈訓注)」 (2)奈良時代,大勢の男女が歌い舞う宮廷の行事。{(1)}が宮廷化されたもの。

うたか-ぐさ 【升麻】🔗🔉

うたか-ぐさ 【升麻】 トリアシショウマの古名。

うた-がしら 【歌頭】🔗🔉

うた-がしら 【歌頭】 踏歌(トウカ)で,音頭をとる人。かとう。

うた-かた [0] 【泡沫】🔗🔉

うた-かた [0] 【泡沫】 (1)水面にできるあわ。みなわ。「淀みに浮ぶ―はかつ消えかつ結びて/方丈記」 (2)消えやすくはかないことのたとえ。「―の恋」

うたかた-の 【泡沫の】 (枕詞)🔗🔉

うたかた-の 【泡沫の】 (枕詞) 泡が消えやすいところから「消ゆ」に,また浮かぶところから「浮き」「憂き」にかかる。「―消えてはかなき世を頼む哉/後撰(恋五)」

うたかた-びと 【泡沫人】🔗🔉

うたかた-びと 【泡沫人】 (1)水のあわのように,はかなく消えやすい命をもった人。「―は息消えて,帰らぬ水の泡とのみ散りはてし/謡曲・夕顔」 (2)愛人。恋人。「―を忍ばざらめや/源氏(真木柱)」

うた-かた [0] 【唄方】🔗🔉

うた-かた [0] 【唄方】 長唄など,歌唱と楽器伴奏が分業になっている歌物の三味線音楽で,歌唱を専門とする人。

大辞林 ページ 139341