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うち-かい ―カヒ 【打ち交ひ・打ち違ひ】🔗🔉

うち-かい ―カヒ 【打ち交ひ・打ち違ひ】 (1)二つのものが重なり合うところ。うちちがい。うちかえ。 (2)行き交うこと。行き違い。「泉川くだる小舟の―に/新撰六帖 3」

うち-がい ―ガヒ 【打ち飼ひ】🔗🔉

うち-がい ―ガヒ 【打ち飼ひ】 (1)餌(エサ)。うちがえ。「鬼の―にこそなりつれや/保元(上)」 (2)「打ち飼い袋」の略。

うちがい-ぶくろ ―ガヒ― 【打ち飼ひ袋】🔗🔉

うちがい-ぶくろ ―ガヒ― 【打ち飼ひ袋】 (1)犬・鷹などの餌(エサ)を入れる,筒状の細長い袋。 (2)旅人・兵士などが携行する食糧などを入れる袋。

うち-がい 【打ち櫂】🔗🔉

うち-がい 【打ち櫂】 船べりに支点を設けて西洋のオールと同様のこぎ方をする櫂。「船は霧にこめられて見えず。―の音ばかりきこえて/著聞 6」

うち-かえ ―カヘ 【打ち交へ・打ち違へ】🔗🔉

うち-かえ ―カヘ 【打ち交へ・打ち違へ】 「うちかい(打交)」に同じ。「から衣裾の―あはねども/万葉 3482」

うち-がえ ―ガヘ 【打ち飼へ】🔗🔉

うち-がえ ―ガヘ 【打ち飼へ】 (1)「うちがい(打飼){(1)}」に同じ。 (2)「打ち飼い袋」に同じ。「腰に巻きし―より香箱を出せば/浮世草子・禁短気」

うち-かえし ―カヘシ [0] 【打(ち)返し】🔗🔉

うち-かえし ―カヘシ [0] 【打(ち)返し】 ■一■ (名) (1)布団の綿を打ち直し,再生すること。 (2)舞台で,背景などの書割(カキワリ)の板を裏返して別の景にすること。また,その板。 (3)建築で,左右・上下が対称なこと。うってがえし。うたせがえし。 ■二■ (副) (1)反対に。逆に。「雪をこそ花とは見しか―花も雪かと見ゆる春かな/赤染衛門集」 (2)繰り返し。何度も。「―君ぞ恋しき大和なる布留の早稲田の思ひ出でつつ/後撰(恋一)」

うち-かえ・す ―カヘス [3][0] 【打(ち)返す】 (動サ五[四])🔗🔉

うち-かえ・す ―カヘス [3][0] 【打(ち)返す】 (動サ五[四]) (1)打たれた仕返しに相手を打つ。また,射撃し返す。「右フックを―・す」 (2)打って相手のほうに返す。「センター前に―・す」 (3)引いた波がまた寄せる。「―・す波」 (4)古い綿を再生する。打ち直す。「古綿を―・す」 (5)田畑の土を耕す。「田を―・す」 (6)ひっくり返す。逆にする。ひるがえす。「かよれる袖どもの―・す端風に/源氏(匂宮)」 (7)繰り返す。「前の世ゆかしうなむと―・しつつ/源氏(桐壺)」 [可能] うちかえせる

大辞林 ページ 139360