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うっ・する [3][0] 【鬱する】 (動サ変)[文]サ変 うつ・す🔗⭐🔉
うっ・する [3][0] 【鬱する】 (動サ変)[文]サ変 うつ・す
(1)心配事などで心が暗くなる。ふさぐ。「気が―・する」
(2)(麹(コウジ)などを)蒸す。ねかす。
うつせ [0] 【虚】🔗⭐🔉
うつせ [0] 【虚】
「うつせがい」の略。「いづれの底の―にまじりけむ/源氏(蜻蛉)」
うつせ-がい ―ガヒ [3] 【虚貝】🔗⭐🔉
うつせ-がい ―ガヒ [3] 【虚貝】
(1)からになった貝。貝殻。和歌で「実なし」「むなし」「合わず」「われる」などや,「うつし心」などの「うつ」を導く序詞に用いられる。「住吉(スミノエ)の浜に寄るといふ―実なき言もちあれ恋ひめやも/万葉 2797」
(2)ツメタガイ・ウズラガイの異名。
うっ-せき [0] 【鬱積】 (名)スル🔗⭐🔉
うっ-せき [0] 【鬱積】 (名)スル
不平不満などが心にたまること。「不満が―する」
うつせみ 【空蝉】🔗⭐🔉
うつせみ 【空蝉】
〔「うつしおみ(現人)」の転。「うつそみ」とも。「空蝉」は当て字〕
(1)(ア)この世の人。生きている人間。「―と思ひし妹が玉かぎるほのかにだにも見えなく思へば/万葉 210」(イ)人間の生きているこの世。現世。世間。「―はもの思(モ)ひ繁し/万葉 4189」
(2)〔「空蝉」「虚蝉」と表記したところから〕
(ア)蝉のぬけ殻。[季]夏。《―を妹が手にせり欲しと思ふ/山口誓子》「―の身をかへてける木の下に/源氏(空蝉)」(イ)蝉。「夏は―なきくらし/古今(雑体)」
うつせみ-の 【空蝉の】 (枕詞)🔗⭐🔉
うつせみ-の 【空蝉の】 (枕詞)
(1)現世あるいは,現世の人の意で,「世」「命」「かれる身」「人」にかかる。「―世は常なしと知るものを/万葉 465」
(2)「むなし」などにかかる。「忘らるる身を―唐衣かへすはつらき心なりけり/後撰(恋四)」
うつせみ 【空蝉】🔗⭐🔉
うつせみ 【空蝉】
(1)源氏物語の巻名。第三帖。
(2)源氏物語の作中人物。伊予介の後妻。継子(ママコ)である紀伊守の邸で方違(カタタガ)えに来た光源氏に身を許すが,その後は自省して源氏の愛を拒み続ける。夫の死後出家。
うつ-ぜん [0] 【鬱然・蔚然】 (ト|タル)[文]形動タリ🔗⭐🔉
うつ-ぜん [0] 【鬱然・蔚然】 (ト|タル)[文]形動タリ
(1)草木の茂っているさま。「―たる原始林」
(2)物事の盛んなさま。立派なさま。「近世景色画の大家が―として一時に競ひ起こつた/文芸上の自然主義(抱月)」
大辞林 ページ 139412。