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うつそみ 【現身】🔗🔉

うつそみ 【現身】 〔「うつしおみ(現人)」の転〕 (1)現世。うつせみ。「―の人なるわれや明日よりは/万葉 165」 (2)この世の人。うつせみ。「―と思ひし時に携はり/万葉 213」

うっそり [3]🔗🔉

うっそり [3] ■一■ (副)スル (1)ぼんやりしているさま。「色光沢(ツヤ)の悪い薄汚い,―とした婿殿の顔を見ると/其面影(四迷)」 (2)あまり身動きをせずのっそりと立つさま。「―とたたずむ人影」 ■二■ (名・形動) 〔近世語〕 うっかりしていること。うっかりしている人。また,そのさま。ぼんやり。「銀をにぎつて帰られしを此の―が夢にも知らず/浄瑠璃・曾根崎心中」「さうとは知らず―な女中方/歌舞伎・加賀見山再岩藤」

うっ-たい [0] 【鬱滞】 (名)スル🔗🔉

うっ-たい [0] 【鬱滞】 (名)スル (1)物が中にたまること。物事が円滑に進行しないこと。 (2)気分の晴れないこと。「おぼし悩みの御心―し/浄瑠璃・浦島年代記」

うった・う ウツタフ 【訴ふ】 (動ハ下二)🔗🔉

うった・う ウツタフ 【訴ふ】 (動ハ下二) ⇒うったえる

うったえ ウツタヘ [0][3] 【訴え】🔗🔉

うったえ ウツタヘ [0][3] 【訴え】 (1)訴えること。 (2)〔法〕 私法上の争いや行政事件訴訟について裁判所に審判を求める申し立て。ある者(原告)が他の者(被告)を相手どり,自己の主張の法律的当否について特定の裁判所に審判を要求する行為。刑事訴訟法上の公訴にほぼ相当する。

うったえ-の-りえき ウツタヘ― [6] 【訴えの利益】🔗🔉

うったえ-の-りえき ウツタヘ― [6] 【訴えの利益】 裁判を求める実益のあること。行政訴訟については,自己の権利・利益の救済のために,違法な行政処分の取り消し・無効の確認を求める実益を有していることをいい,訴訟要件の一つとなる。 →原告適格

うつたえ-に ウツタヘ― (副)🔗🔉

うつたえ-に ウツタヘ― (副) ある一つのことだけに向かうさまを表す語。多く下に打ち消しや反語の語を伴って用いる。いちずに。むやみに。「―まがきの姿見まく欲り行かむと言へや君を見にこそ/万葉 778」 〔後世には「松が根を磯辺の波の―あらはれぬべき袖の上かな/新勅撰(恋一)」のように肯定形と呼応する例もみられる〕

大辞林 ページ 139413