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うつせみ 【空蝉】🔗🔉

うつせみ 【空蝉】 〔「うつしおみ(現人)」の転。「うつそみ」とも。「空蝉」は当て字〕 (1)(ア)この世の人。生きている人間。「―と思ひし妹が玉かぎるほのかにだにも見えなく思へば/万葉 210」(イ)人間の生きているこの世。現世。世間。「―はもの思(モ)ひ繁し/万葉 4189」 (2)〔「空蝉」「虚蝉」と表記したところから〕 (ア)蝉のぬけ殻。[季]夏。《―を妹が手にせり欲しと思ふ/山口誓子》「―の身をかへてける木の下に/源氏(空蝉)」(イ)蝉。「夏は―なきくらし/古今(雑体)」

大辞林 ページ 139412 での空蝉単語。