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――を着・せる🔗🔉

――を着・せる 妙な修飾をつける。話に尾ひれをつける。「してそなたは雁に―・せてあげたか/狂言・雁雁金」

えぼし-おや [0][3] 【烏帽子親】🔗🔉

えぼし-おや [0][3] 【烏帽子親】 仮親(カリオヤ)の一。元服する男子に烏帽子をかぶらせ,烏帽子名をつける人。社会的に有力な人を頼むことが多い。元服親。 ⇔えぼしご 「―もなければ,手づから源九郎義経とこそ名乗り侍れ/平治(下・古活字本)」

えぼし-おり ―ヲリ [0] 【烏帽子折(り)】🔗🔉

えぼし-おり ―ヲリ [0] 【烏帽子折(り)】 (1)烏帽子をつくること。また,それを業とする者。 (2)能の曲名。四・五番目物。宮増(ミヤマス)作。東国へ下る牛若丸を扱ったもの。近江国鏡の宿で元服する前段と,美濃赤坂の宿で盗賊熊坂長範を討つ後段とからなる。

えぼし-がい ―ガヒ [3] 【烏帽子貝】🔗🔉

えぼし-がい ―ガヒ [3] 【烏帽子貝】 甲殻綱の海産の節足動物。体長4センチメートルほどで,2センチメートル内外の柄で船底・岸壁などにつく。体は五枚の灰白色の石灰質殻板でおおわれ,その間から六対のつる状の細い脚を出して餌(エサ)をとる。海洋に広く分布。 烏帽子貝 [図]

えぼし-かけ [3] 【烏帽子掛(け)・烏帽子懸(け)】🔗🔉

えぼし-かけ [3] 【烏帽子掛(け)・烏帽子懸(け)】 (1)烏帽子の上からかけ,あごの下で結ぶ緒。頂頭懸(チヨウズカケ)。 (2)烏帽子をかけるために床柱にうった釘。

えぼし-がみ [3] 【烏帽子髪】🔗🔉

えぼし-がみ [3] 【烏帽子髪】 烏帽子をかぶるときに結う髪。頭頂部に束ねた髪を根もとから紐(ヒモ)で巻きあげて頭上に立てる。えぼしした。

えぼし-ぎ 【烏帽子着】🔗🔉

えぼし-ぎ 【烏帽子着】 元服のこと。[日葡]

えぼし-ご [3] 【烏帽子子】🔗🔉

えぼし-ご [3] 【烏帽子子】 烏帽子親に烏帽子名を与えられる者。元服子。 ⇔えぼしおや 「大串次郎は畠山には―にてぞありける/平家 9」

大辞林 ページ 139773