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――の霍乱(カクラン)🔗🔉

――の霍乱(カクラン) 〔「霍乱」は暑気あたりの意〕 いつも非常に健康な人が,珍しく病気にかかることのたとえ。

――の首を取ったよう🔗🔉

――の首を取ったよう (大したことでもないのに)大変な功名・手柄を立てたように思って喜ぶさまのたとえ。

――の空念仏(ソラネンブツ)🔗🔉

――の空念仏(ソラネンブツ) 無慈悲・邪悪な人間が,表面上は慈悲深くよそおうこと。また,がらにもなく殊勝にふるまうこと。鬼の念仏。

――の女房に鬼神(キジン)がなる🔗🔉

――の女房に鬼神(キジン)がなる 鬼のような冷酷・残忍な夫には,それと釣り合う同じような女が女房になる。似たもの夫婦。鬼の女房に鬼神の亭主。

――の念仏(ネンブツ)🔗🔉

――の念仏(ネンブツ) 「鬼の空念仏(ソラネンブツ)」に同じ。

――の目にも涙🔗🔉

――の目にも涙 冷酷無情な人間でも,時には情に感じて慈悲の心を起こすことのたとえ。

――も十八番茶(バンチヤ)も出花(デバナ)🔗🔉

――も十八番茶(バンチヤ)も出花(デバナ) 〔醜いとされる鬼も年頃になれば美しく見え,番茶でもいれたばかりのときにはよい香りがする意から〕 女の子はだれでも年頃になれば,それ相応にきれいに見え,魅力もそなわるの意。古くは男女いずれにもいった。

――を欺(アザム)・く🔗🔉

――を欺(アザム)・く 〔「あざむく」はしのぐ,の意〕 ひどく力が強い,あるいは容貌(ヨウボウ)が恐ろしいので,鬼かと思うほどである。「―・く国性爺/浄瑠璃・国性爺合戦」

――を酢(ス)にして食・う🔗🔉

――を酢(ス)にして食・う 恐ろしいものを何とも思わない。鬼を酢につけて食う。「鬼を酢にさして食はんずる景気なり/盛衰記 37」

おに-あざみ [3] 【鬼薊】🔗🔉

おに-あざみ [3] 【鬼薊】 (1)アザミの一種。山地に自生。高さ約6,70センチメートル。夏から秋にかけ紫色の頭花を開く。総苞(ソウホウ)には粘りけがある。 (2)大形のアザミ類の通称。

大辞林 ページ 140365