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おに-の-こ 【鬼の子】🔗🔉

おに-の-こ 【鬼の子】 蓑虫(ミノムシ)の異名。 〔枕草子 43「蓑虫いとあはれなり。鬼の生みたりければ,親に似て,これも恐ろしき心地あらんとて」にもとづく〕

おに-の-しこぐさ 【鬼の醜草】🔗🔉

おに-の-しこぐさ 【鬼の醜草】 植物シオンの異名。

おに-の-ねんぶつ [4] 【鬼の念仏】🔗🔉

おに-の-ねんぶつ [4] 【鬼の念仏】 大津絵の画題の一。法衣を着た鬼が傘を背負い,奉加帳・鉦(カネ)・撞木(シユモク)を持って立っているもの。心にもない殊勝なことをするという意を表す。

おに-の-ま 【鬼の間】🔗🔉

おに-の-ま 【鬼の間】 清涼殿内の西南の一室。殿上の間との境の壁に,白沢王(ハクタクオウ)が鬼を斬る絵が描いてあるのでいう。 →清涼殿

おに-の-まないた [0] 【鬼の俎】🔗🔉

おに-の-まないた [0] 【鬼の俎】 奈良県明日香村にある終末期の古墳の通称。露出した横口式石槨の石が,俎と厠(カワヤ)になぞられた。

おにのままこ 【鬼継子】🔗🔉

おにのままこ 【鬼継子】 狂言。鬼に出会った赤子連れの女が,助かりたい一心で鬼の妻になることを承知する。鬼が本性をあらわして継子となった赤子を食おうとするので,取り返して逃げる。鬼の養子。

おに-のみ 【鬼飲み】🔗🔉

おに-のみ 【鬼飲み】 飲み物の毒味をすること。 →鬼食い

おに-の-やがら [4] 【鬼の矢幹】🔗🔉

おに-の-やがら [4] 【鬼の矢幹】 ラン科の腐生植物。深山の林中に生える。全体に黄褐色。高さ50センチメートル内外。地下に塊茎がある。初夏,黄褐色のゆがんだ壺形の花が多数穂状につく。漢方では塊茎を天麻(テンマ)といい,干して鎮痛・強壮剤に用いる。まっすぐな茎を鬼の使う矢に見立てた名。ヌスビトノアシ。

おに-ば [2] 【鬼歯】🔗🔉

おに-ば [2] 【鬼歯】 (1)牙(キバ)のように外に向かって生えた八重歯。 (2)籾(モミ)を落とす農具。大きな歯型を刻んだ杵(キネ)。これで穂を打って籾を落とす。

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