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おもい-か・く オモヒ― 【思ひ懸く】 (動カ下二)🔗⭐🔉
おもい-か・く オモヒ― 【思ひ懸く】 (動カ下二)
(1)予期する。「宮仕へにいで立ちて―・けぬさいはひ取り出づるためしども多かるかし/源氏(帚木)」
(2)恋いしたう。懸想(ケソウ)する。「男,―・けたる女のえ得まじうなりての世に/伊勢 55」
おもいがけ-ず オモヒガケ― [5][4] 【思い掛けず】 (副)🔗⭐🔉
おもいがけ-ず オモヒガケ― [5][4] 【思い掛けず】 (副)
思いも寄らず。意外にも。「―大金が手に入った」
おもいがけ-な・い オモヒガケ― [5][6] 【思い掛け無い】 (形)[文]ク おもひがけな・し🔗⭐🔉
おもいがけ-な・い オモヒガケ― [5][6] 【思い掛け無い】 (形)[文]ク おもひがけな・し
思ってもみなかった。意外だ。予期しない。「―・い好運にであう」
おもい-かしず・く オモヒカシヅク 【思ひ傅く】 (動カ四)🔗⭐🔉
おもい-かしず・く オモヒカシヅク 【思ひ傅く】 (動カ四)
大切に世話をし育てる。「いと,やむごとなき物に―・きたてまつり給ふなり/源氏(東屋)」
おもい-か・ぬ オモヒ― 【思ひ兼ぬ】 (動ナ下二)🔗⭐🔉
おもい-か・ぬ オモヒ― 【思ひ兼ぬ】 (動ナ下二)
(1)恋しさを抑えきれなくなる。「隠れし君を―・ねつも/万葉 3475」
(2)考え及ばなくなる。「行かむたどきも―・ねつも/万葉 3696」
おもいかね-の-かみ オモヒカネ― 【思兼神・思金神】🔗⭐🔉
おもいかね-の-かみ オモヒカネ― 【思兼神・思金神】
記紀神話の神。高皇産霊尊(タカミムスヒノミコト)の子で思慮の神。天の岩屋戸に隠れた天照大神(アマテラスオオミカミ)を,慰め誘い出す方法を考え出した。また,葦原中国(アシハラノナカツクニ)平定の使者を選定し,瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)に従って地上に下った。八意思兼神(ヤゴコロオモイカネノカミ)。
おもい-かま・う オモヒカマフ 【思ひ構ふ】 (動ハ下二)🔗⭐🔉
おもい-かま・う オモヒカマフ 【思ひ構ふ】 (動ハ下二)
企てる。計画する。「人疾くしづめなど,心知れるどちは―・ふ/源氏(総角)」
おもい-がわ オモヒガハ 【思ひ川】🔗⭐🔉
おもい-がわ オモヒガハ 【思ひ川】
(1)思いが深く絶える間もないことを,川の流れにたとえていう語。「―たえず流るる水の泡のうたかた人にあはで消えめや/後撰(恋一)」
(2)福岡県太宰府市の太宰府天満宮境内を流れる御笠川の上流。思染川,逢初(アイゾメ)川。
〔筑前国の歌枕とする説もあるが,この川を指しているかどうかは不明〕
→染川
大辞林 ページ 140449。