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おもい-くずお・る オモヒクヅホル 【思ひ頽る】 (動ラ下二)🔗🔉

おもい-くずお・る オモヒクヅホル 【思ひ頽る】 (動ラ下二) がっかりして気が弱くなる。気がくじける。「われ亡くなりぬとて口惜しう―・るな/源氏(桐壺)」

おもい-くず・れる オモヒクヅレル [6] 【思い頽れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二おもひくづ・る🔗🔉

おもい-くず・れる オモヒクヅレル [6] 【思い頽れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二おもひくづ・る 思いが弱る。思いがくじける。「柳之助は近頃遽(ニワカ)に甚しく―・れて,間(ヒマ)さへあれば太息(タメイキ)を吐(ツ)いて/多情多恨(紅葉)」

おもい-くだ・く オモヒ― 【思ひ砕く】🔗🔉

おもい-くだ・く オモヒ― 【思ひ砕く】 ■一■ (動カ四) あれこれと思案して気をもむ。「遂にかくかけとどめ奉り給へるものをなどとり集めて―・くに/源氏(柏木)」 ■二■ (動カ下二) 思い乱れる。「ちぢに―・くれど宣ふ人しなければ/宇津保(俊蔭)」

おもい-くた・す オモヒ― 【思ひ腐す】 (動サ四)🔗🔉

おもい-くた・す オモヒ― 【思ひ腐す】 (動サ四) 心の中でけなす。悪く思う。「いかがは推し量り―・さむ/源氏(帚木)」

おもい-くっ・する オモヒ― [6] 【思い屈する】 (動サ変)[文]サ変 おもひくつ・す🔗🔉

おもい-くっ・する オモヒ― [6] 【思い屈する】 (動サ変)[文]サ変 おもひくつ・す 気がめいる。元気がなくなる。「恋ひ煩つたり,―・したり/思出の記(蘆花)」

おもい-ぐま オモヒ― 【思ひ隈】🔗🔉

おもい-ぐま オモヒ― 【思ひ隈】 深い思慮。深い思いやり。「―ありて,心くるしう物せさせ給ふべきなり/浜松中納言 4」

おもいぐま-な・し オモヒグマ― 【思ひ隈無し】 (形ク)🔗🔉

おもいぐま-な・し オモヒグマ― 【思ひ隈無し】 (形ク) (1)相手に対して心が行き届かない。思いやりがない。「むなしく見なされたてまつらむが,いと―・かるべければ/源氏(若菜下)」 (2)考えが足りない。「などて昔の人の心掟てをもて違へて―・かりけむ/源氏(宿木)」

おもい-くら・べる オモヒ― [6] 【思い比べる】 (動バ下一)[文]バ下二 おもひくら・ぶ🔗🔉

おもい-くら・べる オモヒ― [6] 【思い比べる】 (動バ下一)[文]バ下二 おもひくら・ぶ 比べて考える。心の中で比べる。「自分の若かった頃と今を―・べる」

おもい-くん・ず オモヒ― 【思ひ屈ず】 (動サ変)🔗🔉

おもい-くん・ず オモヒ― 【思ひ屈ず】 (動サ変) 文語サ変動詞「おもいくっす」の促音を「ん」で表記したもの。「かくのみ―・じたるを/更級」

大辞林 ページ 140451