おもて-だいみょう ―ミヤウ [4] 【表大名】 江戸時代，外様大名の呼称。

おもて-だか [0] 【表高】 江戸時代，大名・知行取りの表向きの石高。公称の禄高。 ⇔内高

おもて-だな [0] 【表店】 表通りに面して建てられた家。 ⇔裏店

おもて-づかい ―ヅカヒ 【表使】 （１）江戸幕府の大奥の職名。奥女中の中で，年寄の命を受けて諸種の買い物をつかさどるほか，年寄・中臈の代参の随行や諸役人との応対など，表向きの用に当たる者。 （２）大名などの諸家で，表向きと奥向きの連絡に当たる役。

おもて-つき [3] 【表付き】 （１）外見。見てくれ。 （２）建物の正面の構え。「―のよい家」 （３）畳表のついた下駄や雪駄(セツタ)。

おもて-ど [3] 【表戸】 家の表の戸。

おもて-どうぐ ―ダウ― [4] 【表道具】 身分・格式あるいは職業を示すための道具。欠くことのできない道具。「麻のかみしも・中脇差一腰は，町人の―なれば/浮世草子・織留 5」

おもて-どおり ―ドホリ [4] 【表通り】 町の主要な道路。 ⇔裏通り

おもて-ながや [4] 【表長屋】 表通りに面している長屋。 ⇔裏長屋

おもて-にほん [5] 【表日本】 本州の太平洋に面する地域。近年，太平洋岸地域と呼ぶ。 ⇔裏日本

おもて-にほん-ほうげん ―ハウゲン [7] 【表日本方言】 音韻の面から分けた，日本の方言区画の一。関東・東海地方から西の本州の大部分，および四国・九州にわたる地域が属し，裏日本方言と対立する。イとエ，シとスの混同や，語中語尾のカ行音・タ行音の濁音化などがみられず，日本語の標準的な発音を示す。

おもて-はっく [4] 【表八句】 連歌・俳諧の百韻で，一枚目の懐紙の表に書く，発句(ホツク)から第八句までの八句。 →表六句