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おもほ・す 【思ほす】 (動サ四)🔗⭐🔉
おもほ・す 【思ほす】 (動サ四)
〔「おもふ(思)」に尊敬の助動詞「す」の付いた「おもはす」の転〕
「思う」の尊敬語。
(1)お思いになる。「をそろと我(アレ)を―・さむかも/万葉 654」
(2)心の中の動きを表す動詞の上に付けて,その動作主への尊敬の意を加える。「たえて―・し忘れなむ事も/源氏(夕顔)」
おもほ・ゆ 【思ほゆ】 (動ヤ下二)🔗⭐🔉
おもほ・ゆ 【思ほゆ】 (動ヤ下二)
〔「おもふ(思)」の未然形「おもは」に自発の助動詞「ゆ」の付いた「おもはゆ」の転〕
思われる。「瓜食(ハ)めば子ども―・ゆ/万葉 802」
おも-み [0] 【重み】🔗⭐🔉
おも-み [0] 【重み】
(1)重いこと。重さ。「雪の―で枝が折れた」
(2)どっしりとした落ち着きや堂々たる威厳。貫禄。「重役らしい―を備える」
(3)重大さ。重要さ。「真実の―」
おも-むき [0] 【趣】🔗⭐🔉
おも-むき [0] 【趣】
(1)風情(フゼイ)のある様子。あじわい。「―のある庭」
(2)気配。気分。感じ。「秋の―が深くなる」
(3)だいたいの内容。わけ。事情。「お話の―は父から聞いております」
(4)様子。状況。「近く御上京の―,家族一同お待ちしております」
(5)心の動き。心が動く方向。「人の心々,おのがじしの立てたる―も見えて/源氏(帚木)」
おも-む・く [3] 【赴く・趣く・趨く】🔗⭐🔉
おも-む・く [3] 【赴く・趣く・趨く】
〔面(オモ)向く,の意〕
■一■ (動カ五[四])
(1)ある場所・方角に向かって行く。「任地へ―・く」
(2)ある状態に向かう。「病気が快方に―・く」「勢いの―・くところ」「よき方に―・きて吹くなり/竹取」
(3)その方に心が向かう。「ひたみちに行ひに―・きなむに/源氏(御法)」
(4)従う。同意する。「『…』など語らふに,ふたりは―・きにけり/源氏(玉鬘)」
■二■ (動カ下二)
(1)ある場所・方角へ行かせる。「岳の上より南の添(ソイ)を下り様に―・けたり/今昔 25」
(2)ある方面にしむける。従わせようとして説得する。「仏の道に―・けむも,貴きこととは言ひながら/源氏(横笛)」
(3)そのような方向で考える。「似げなき御事とも―・け侍らず/源氏(末摘花)」
大辞林 ページ 140484。