複数辞典一括検索+

おり-べ 【織部】🔗🔉

おり-べ 【織部】 (1)「織部司(オリベノツカサ)」の略。 (2)織部司の職員。

おりべ-の-かみ 【織部正】🔗🔉

おりべ-の-かみ 【織部正】 律令制で,織部司(オリベノツカサ)の長官。正六位下相当。

おりべ-の-つかさ 【織部司】🔗🔉

おりべ-の-つかさ 【織部司】 律令制で,大蔵省に所属する役所。錦(ニシキ)・綾(アヤ)などの織物や染め物のことをつかさどった。

おりべ 【織部】🔗🔉

おりべ 【織部】 (1)古田織部重然(シゲナリ)のこと。 (2)「織部焼」の略。 (3)「織部杯」の略。「あかりこの椀を―になずらへて/仮名草子・仁勢物語」

おりべ-がた [0] 【織部形】🔗🔉

おりべ-がた [0] 【織部形】 (1)石灯籠の形式の一。織部流茶道の祖古田織部の墓にあった石灯籠の形。茶庭に用いられ,雅趣に富む。 (2)「織部杯(オリベサカズキ)」に同じ。「取出したる一品は昔蒔絵の―/人情本・梅児誉美 4」 織部形(1) [図]

おりべ-さかずき ―ヅキ [4] 【織部杯】🔗🔉

おりべ-さかずき ―ヅキ [4] 【織部杯】 非常に浅くて開いた形の杯。古田織部の創製という織部焼の杯。おりべ。

おりべ-だな [3] 【織部棚】🔗🔉

おりべ-だな [3] 【織部棚】 古田織部の好みに合わせて,幸阿弥(コウアミ)が蒔絵を施した厨子(ズシ)棚。

おりべ-どこ [3] 【織部床】🔗🔉

おりべ-どこ [3] 【織部床】 古田織部が好んだ床の間の様式。天井の回縁(マワリブチ)の下に幅15〜18センチメートルほどの化粧板をつけ,それに折れ釘(クギ)を打って,掛物を掛けるようにしたもの。

おりべ-ぼん [0] 【織部本】🔗🔉

おりべ-ぼん [0] 【織部本】 天保年間(1830-1844)観世流の大夫,観世織部が発行した謡の本。現行観世流謡本の底本。

おりべ-まど [4] 【織部窓】🔗🔉

おりべ-まど [4] 【織部窓】 茶室の床の間の脇壁の上の方に明けられた下地窓。床の間の照明を目的にした窓で,古田織部の創始と伝えられる。掛物窓。墨蹟窓。花明窓。

大辞林 ページ 140527