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かく [0] 【客】🔗🔉

かく [0] 【客】 (1)きゃく。まろうど。 ⇔主 「主―転倒する」 (2)いそうろう。食客。客分。「三千の―わづかに去れり/枕草子 136」

かく [0][2] 【格】🔗🔉

かく [0][2] 【格】 (1)そのものの値打ちによってできた段階・位・身分・等級など。「―が違う」「―が上がる」 (2)きまり。法則。規則。方式。「凡(オヨソ)世間出世の―をこえて―にあたるにあたらずと云事なし/沙石 10」 (3)やりかた。手段。流儀。「江戸の―にて盃をさしたるおやまを/滑稽本・膝栗毛 5」 (4)〔case〕 文法で,名詞・代名詞などが,文中で他の語に対してもつ関係。日本語では,「が・の・に・を」などの格助詞が格の関係を示す。また印欧語では,語形変化や前置詞によってそのような関係を示す。例えばラテン語には,主格・呼格・属格・与格・対格・奪格の六つの格がある。 (5)〔論〕 〔figure〕 三段論法で,大小両前提に含まれる中概念の位置によって分類される四種の形式。 (6)律令制下で,律令の規定を改めるために出された臨時の法令。きゃく。

かく [1][2] 【核】🔗🔉

かく [1][2] 【核】 (1)〔物〕 原子核のこと。 (2)〔物〕 気体の凝縮や液体の沸騰,また液体中から結晶が生成する時などに,その液滴・気泡・微結晶を作り出す最初のきっかけとなるもの。 (3)〔化〕 錯化合物において,その中心となる原子。核原子。 (4)〔化〕 有機環式化合物の環形結合をつくっている部分。ベンゼン核など。 (5)〔生〕 真核生物の細胞内にあって,核膜に包まれ,遺伝物質を内蔵する球状構造のもの。主に DNA とタンパク質との複合体から成る。一から数個の核小体をもち,細胞の再生と生存に不可欠。細胞核。 (6)核兵器のこと。「―廃絶」 (7)地球の中心核。地球内部の約2900キロメートル以深の部分。鉄・ニッケルなどから成り,液状の外核と固体状の内核とに分けて考えられている。地核。コア。 (8)植物の種子を保護する堅い部分。内果皮が硬化したもの。 (9)真珠の養殖で,母貝の体内に入れる小球。 (10)ものごとの中心となるもの。核心。「組織の―を作る」

大辞林 ページ 140907