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――枝を鳴らさず🔗🔉

――枝を鳴らさず 〔論衡〕 世の中が太平であるさま。「五日の―十日の雨壌(ツチクレ)を破る事なし/太平記 32」

――薫(カオ)る🔗🔉

――薫(カオ)る 初夏の若葉の中を,さわやかに風が吹き渡ってくる。「―五月」[季]夏。《―羽織は襟もつくろはず/芭蕉》 →薫風(クンプウ)

――が吹けば桶屋(オケヤ)が儲(モウ)かる🔗🔉

――が吹けば桶屋(オケヤ)が儲(モウ)かる 何か事が起こると,めぐりめぐって意外なところに影響が及ぶことのたとえ。

――冴(サ)ゆ🔗🔉

――冴(サ)ゆ 冬の風が吹いて寒さが一層増す。[季]冬。

――に櫛(クシケズ)り雨に沐(カミアラ)う🔗🔉

――に櫛(クシケズ)り雨に沐(カミアラ)う 〔荘子(天下)「沐甚雨,櫛疾風」〕 風雨にさらされて苦労すること。さまざまな苦労を体験するたとえ。櫛風沐雨(シツプウモクウ)。

――に順(シタガ)いて呼ぶ🔗🔉

――に順(シタガ)いて呼ぶ 〔「荀子(勧学)」より。風上で呼ぶとはっきり聞こえることから〕 勢いに乗って事をなせば,早く容易に成功するたとえ。

――に靡(ナビ)く草🔗🔉

――に靡(ナビ)く草 〔論語(顔淵)〕 小人が徳のある者,有力者に従順なことのたとえ。

――に柳(ヤナギ)🔗🔉

――に柳(ヤナギ) 「柳に風」に同じ。

――の吹き回し🔗🔉

――の吹き回し 事態のなりゆき。形勢。「君がこんなに親切にしてくれるのはどういう―だい」

――の前の塵(チリ)🔗🔉

――の前の塵(チリ) 〔「風前(フウゼン)の塵」を訓読みした語〕 (1)物事のもろくはかないことのたとえ。風前の塵。「たけき者も遂には滅びぬ,偏(ヒト)へに―に同じ/平家 1」

――の前の灯(トモシビ)🔗🔉

――の前の灯(トモシビ) 「風前(フウゼン)の灯」に同じ。

――光る🔗🔉

――光る 春の日差しの中を,そよ風が吹き渡る。[季]春。《装束をつけて端居や―/虚子》

――を切・る🔗🔉

――を切・る 風に逆らって突き進む。また,勢いよく進む。「矢が―・って飛ぶ」 →肩で風を切る

大辞林 ページ 141141