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かた-ど・る 【方取る】 (動ラ四)🔗🔉

かた-ど・る 【方取る】 (動ラ四) (1)一つの方面にのみ心を向ける。「学問に―・るをば/栄花(疑)」 (2)ある物に近づけて置く。「山ヲ―・ツテ陣ヲ取ル/ヘボン(三版)」

かたな [3][2] 【刀】🔗🔉

かたな [3][2] 【刀】 〔「かた」は片,「な」は刃の意〕 (1)武器として用いる刃物。(ア)(両刃(モロハ)の「剣(ツルギ)」に対して)細長い片刃の刃物。(イ)(短い「脇差(ワキザシ)」に対して)長い刃物。大刀(ダイトウ)。 (2)(長い「太刀(タチ)」に対して)小形の護身用の刃物。腰刀(コシガタナ)。短刀。「我は元来,太刀も―も持たず/太平記 2」 (3)小さい刃物。小刀(コガタナ)。「よき細工は,少し鈍き―をつかふ/徒然 229」 刀(1) [図]

――折れ、矢尽(ツ)きる🔗🔉

――折れ、矢尽(ツ)きる 〔後漢書(段伝)〕 さんざんに戦って,戦う手段がなくなる。物事に立ち向かうに,なす術(スベ)がなくなる。

――にかけて🔗🔉

――にかけて (1)刀に訴えてでも。腕ずくでも。 (2)武士の名誉にかけても。誓って。「―保(ウケオ)ふたり/読本・八犬伝 8」

――の錆(サビ)🔗🔉

――の錆(サビ) 刀にできる錆。また,血のために刀がさびることから,刀で切ることや切られることにいう。「―にしてくれよう」

――の=手前(=柄前(ツカマエ))🔗🔉

――の=手前(=柄前(ツカマエ)) 刀を差した武士の面目上。

かたな-かけ [3] 【刀掛(け)・刀懸(け)】🔗🔉

かたな-かけ [3] 【刀掛(け)・刀懸(け)】 (1)刀を横にしてかけておく道具。刀架。 (2)武術に劣る武士をあざけっていう語。 (3)茶席の外壁に設けられた木枠で作った棚。往時は,帯刀をこの棚に置いて入席した。

かたな-かじ ―カヂ [3] 【刀鍛冶】🔗🔉

かたな-かじ ―カヂ [3] 【刀鍛冶】 鉄を打ってきたえ,刀を作る人。刀工。刀匠。

かたな-がり [0] 【刀狩(り)】🔗🔉

かたな-がり [0] 【刀狩(り)】 武士以外の者の武器所有を禁止し,没収すること。豊臣政権の行なったものが有名で,検地・身分統制と並んで兵農分離策の一環を成した。

大辞林 ページ 141202