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かた-み [0] 【片身】🔗🔉

かた-み [0] 【片身】 (1)「片身頃(カタミゴロ)」に同じ。 (2)体の半分。多くは,魚の背骨に沿って縦に切り開いた一方の身。半身(ハンミ)。「ブリの―」「―漬け」

――をおろ・す🔗🔉

――をおろ・す 半分にする。半分を終える。

かたみ-うらみ 【片身恨み】🔗🔉

かたみ-うらみ 【片身恨み】 不公平から生じた恨み。片恨み。「孝行に―のないやうに/浄瑠璃・新版歌祭文」

かたみ-がわり ―ガハリ [4] 【片身替(わ)り】🔗🔉

かたみ-がわり ―ガハリ [4] 【片身替(わ)り】 (1)衣服の右半分と左半分を別の布地で仕立てること。また,その衣服。大身替(オオミガワリ)。 (2)陶器の半分ずつが異なる調子に焼成されたもの。また,半分ずつに異なる色の釉(ウワグスリ)をかけたもの。

かた-み [0] 【形見】🔗🔉

かた-み [0] 【形見】 (1)死んだ人や別れた人を思い出す頼りとなる品。「母の―の着物」 (2)過ぎ去ったことの思い出のよすがとなる物。「青春の―」「春の―」

かたみ-ぐさ 【形見草】🔗🔉

かたみ-ぐさ 【形見草】 〔形見と見られる草の意〕 葵(アオイ)・菊・撫子(ナデシコ)の異名。

かたみ-の-いろ 【形見の色】🔗🔉

かたみ-の-いろ 【形見の色】 (1)形見の衣の色。鈍(ニビ)色をいうことが多い。「女房なども,かの御―かへぬもあり/源氏(幻)」 (2)思い出のよすがとなる色。「心とめし―もあはれなり/風雅(雑下)」

かたみ-の-くし 【形見の櫛】🔗🔉

かたみ-の-くし 【形見の櫛】 「別れの櫛(クシ)」に同じ。

かたみ-の-くも 【形見の雲】🔗🔉

かたみ-の-くも 【形見の雲】 火葬にした煙のたなびくのを雲に見たてたもの。「なき人の―やしほるらむ/新古今(哀傷)」

かたみ-の-ころも 【形見の衣】🔗🔉

かたみ-の-ころも 【形見の衣】 (1)死んだ人または遠く離れた人の記念である衣。 (2)喪服。「今はとて―ぬぎすてて色かはるべき心地こそせね/玉葉(雑四)」

かたみ-わけ [0] 【形見分け】 (名)スル🔗🔉

かたみ-わけ [0] 【形見分け】 (名)スル 故人の残した物を形見として近親者に分けること。

かた-み [1] 【肩身】🔗🔉

かた-み [1] 【肩身】 (1)肩と身。からだ。 (2)他人に対する面目。体面。「姉の―を思ひやりて/大つごもり(一葉)」

大辞林 ページ 141215