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かたらい-びと カタラヒ― 【語らひ人】🔗🔉

かたらい-びと カタラヒ― 【語らひ人】 話し相手。相談相手。「琴(キン)をぞ懐しき―と思へる/源氏(末摘花)」

かたらい-つ・く カタラヒ― 【語らひ付く】🔗🔉

かたらい-つ・く カタラヒ― 【語らひ付く】 ■一■ (動カ四) 話しかけて親しくなる。「しのびて―・き給へりけるを/源氏(若紫)」 ■二■ (動カ下二) (1)親しく話して事を託する。依頼する。「―・け給へる心たがへじ/源氏(夕霧)」 (2)話しかけてなじませる。「かかる者をなむ―・けておきためる/枕草子 87」

かたらい-と・る カタラヒ― 【語らひ取る】 (動ラ四)🔗🔉

かたらい-と・る カタラヒ― 【語らひ取る】 (動ラ四) 説き伏せて味方にさせる。「この家の二郎を―・りて/源氏(玉鬘)」

かたら・う カタラフ [3] 【語らう】 (動ワ五[ハ四])🔗🔉

かたら・う カタラフ [3] 【語らう】 (動ワ五[ハ四]) (1)互いに打ち解けた気分で話し合う。「親子水入らずで―・う」「将来を―・った仲」 (2)行動をともにするように説得する。味方に誘う。「仲間を―・って街へくり出す」「浪士等数百名を―・ひ/近世紀聞(延房)」 (3)親しく交際する。懇意にする。「早く親の―・ひし大徳/源氏(玉鬘)」 (4)特に,男女が言い交わす。契る。「うなゐを,右京の大夫(カミ)よび出でて―・ひて/大和 39」 〔「語る」の未然形に継続の助動詞「ふ」の付いたものとも,「語り合ふ」の転ともいう〕 [可能] かたらえる

かた-らか (形動ナリ)🔗🔉

かた-らか (形動ナリ) ただちに事を行うさま。さっそく。早く。一説に,確実なさまの意とする。「平けく―に帰し賜へと/続後紀(承和三宣命)」

かたり [0] 【語り】🔗🔉

かたり [0] 【語り】 (1)語ること。また,その話。 (2)能や狂言で,叙事的な内容を物語ること。また,その文句。能楽では節をつけず,多くワキが演じる。 (3)歌舞伎で,看板や外題の上に書く,粗筋を述べた七五調の文章。 (4)劇や放送などで,筋や話の進行を物語ること。ナレーション。 (5)話題。また,話の種。「永き世の―にしつつ/万葉 1801」

大辞林 ページ 141224