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から [2] 【殻・骸】🔗🔉

から [2] 【殻・骸】 〔「から(空)」と同源〕 (1)動物の体や植物の種子をおおって保護している堅いもの。「卵の―」「貝の―」 (2)(比喩的に)自分の世界を外界と隔て守るものをいう。「自分の―に閉じこもる」「古い―を破る」 (3)中身がなくなって,あとに残ったもの。ぬけがら。「もぬけの―」「蝉(セミ)の―」 (4)「おから」に同じ。 (5)〔魂の抜け去った肉体の意〕 なきがら。死骸。《骸》「空しき―を見たてまつらぬが,かひなく/源氏(蜻蛉)」

から 【涸・乾・枯】🔗🔉

から 【涸・乾・枯】 〔「かれ(涸)」の転〕 (1)水がなくなること。「シヲノ―(=干潮)/日葡」 (2)(他の語の上に付いて)水気がない,枯れているなどの意を表す。「―井」「―野」

から 【幹・・柄】🔗🔉

から 【幹・・柄】 (1)草木のみきや茎。《幹》「我がやどの穂蓼(ホタデ)古―摘み生ほし/万葉 2759」 (2)矢がら。篦(ノ)。「―はしら篦に山鳥の羽を/保元(上)」 (3)道具の柄(エ)。[和名抄] (4)名詞の上に付いて,柄のあるものの意を表す。「―鋤」

か-ら クワ― [1] 【掛絡・掛落・掛羅】🔗🔉

か-ら クワ― [1] 【掛絡・掛落・掛羅】 (1)禅僧が普段用いる,小さな略式の袈裟(ケサ)。首に掛ける。掛絡袈裟。 (2){(1)}に付けてある象牙などの輪。 (3)根付け。または根付けのある巾着(キンチヤク)・印籠(インロウ)・タバコ入れ。「独(ヒトリ)は象牙の―よりもぐさを取出し/浮世草子・一代男 5」 掛絡(1) [図]

か-ら クワ― 【🔗🔉

か-ら クワ― 【】 ジガバチの異名。すがる。「―の母は情を矯(タ)めて/渋江抽斎(鴎外)」

から 【加羅・伽羅・迦羅】🔗🔉

から 【加羅・伽羅・迦羅】 四〜六世紀に,朝鮮半島南部にあった多くの小国。特に,金官加羅(金海)や大加羅(高霊)を指す。また,それら小国群の総称。次第に新羅(シラギ)・百済(クダラ)に併合され,562年滅亡。韓。伽耶(カヤ)。

大辞林 ページ 141514