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――を見て森を見ず🔗🔉

――を見て森を見ず 事物の末梢的部分にこだわりすぎて,本質や全体をとらえられないことのたとえ。

き 【牙】🔗🔉

【牙】 きば。「―かみたけびて/万葉 1809」

き 【生】🔗🔉

【生】 ■一■ [1] (名) 混ぜ物を加えていないこと。「ウイスキーを―で飲む」 ■二■ (接頭) 名詞に付く。 (1)人手が加えられていない,もとのままである,精製してないなどの意を表す。「―醤油(ジヨウユ)」「―糸」 (2)(性質や状態が)純粋でまじりけのない,新鮮な,などの意を表す。「―娘」「―真面目」

き [1] 【杵】🔗🔉

[1] 【杵】 きね。「此粉舂(ツキ)の女共,…―と云ふ物を提(ヒサゲ)て/今昔 26」

き 【柵・城】🔗🔉

【柵・城】 堀や垣をめぐらして内外を限り,敵の攻撃を防ぐ建造物。とりで。「筑紫の国は敵(アタ)守るおさへの―そと/万葉 4331」

き [1] 【柝】🔗🔉

[1] 【柝】 〔「木」と同源〕 「木{(3)}」に同じ。

――が入(ハイ)・る🔗🔉

――が入(ハイ)・る 芝居・相撲などで,開幕・閉場などの合図に拍子木が打たれる。

き 【酒】🔗🔉

【酒】 「さけ」の古語。「み―」「相飲まむ―そ/万葉 973」

き [1][0] 【黄】 (名・形動)[文]ナリ🔗🔉

[1][0] 【黄】 (名・形動)[文]ナリ 色の名。絵の具,印刷インクなどの三原色の一。また,虹の七色の一。菜の花や向日葵(ヒマワリ)の花の色。きいろ。

――なる涙(ナミダ)🔗🔉

――なる涙(ナミダ) 多く獣類にいう語で,人間の「血の涙」に相当するもの。「心なきしし,…―をぞ流しける/御伽草子・熊野」

――なる物🔗🔉

――なる物 小判の別称。

き 【棺】🔗🔉

【棺】 死体をおさめる木箱。ひつぎ。「空蝉(ウツセミ)のからは―ごとにとどむれど/古今(物名)」

き 【葱】🔗🔉

【葱】 ネギの古名。「秋―のいやふたごもり/日本書紀(仁賢訓)」

き [1] 【己】🔗🔉

[1] 【己】 十干の第六。つちのと。

き [0] 【気】🔗🔉

[0] 【気】 (1)生まれつきもっている心の傾向。性質。性格。「―が小さい」「―のいい人」 (2)物事に積極的に立ち向かう心の動き。意欲。「―がはやる」「―のない返事」 (3)物事に引きつけられる心の動き。関心。「彼女に―がある」「―をそそる」 (4)物事に対してもつ,または物事に影響を受けて変わる感情。情緒。「―が沈む」「―が変わる」「―を楽にする」「―が滅入(メイ)る」 (5)外界を認識し,外界と自分との関係を理解する心のはたらき。意識。「―を失う」「―を確かに持つ」「―が狂う」「―が付く」 (6)物事をうまく運ぶために,状況を的確にとらえる注意力。配慮。「―が回る」「―を付ける」「―を遣う」「―にとめる」「―が散る」 (7)物事をなしとげるために心を支え動かす力。気力。「―を挫(クジ)く」「―がゆるむ」「―は天を衝(ツ)く」 (8)ある物が含みもっていて,その物を生かしている目に見えないもの。特に,味わいや香りをいう。「―の抜けたビール」「樽(タル)に酒の―が残る」 (9)目には見えないが,空間に立ちこめているもの。精気。「山の―を胸いっぱいに吸う」 (10)その場に広がっている感じ。雰囲気。「会場は厳粛の―に満ちている」 (11)(連体修飾語を受けて)(ア)これから何かをしようという気持ち。つもり。「彼を助ける―はない」「これからどうする―か」「あそこから飛びおりる―だ」(イ)実際はそうでないのに,そうしたような気持ち。つもり。「死んだ―になって努力する」「天下を取った―でいる」(ウ)その時々の心の状態。気持ち。「ちょっといやな―がした」「さびしい―がする」 (12)漢方で,血(ケツ)とともに体内の経絡を循行する生命力の根源とされるもの。無形であるが,有形の血と一体となって生理機能全般をつかさどるとされる。 →血 (13)宋学で,「理」が万有を支配する原理であるのに対して,万物を形成する元素を「気」という。 〔「こころ」という語が精神活動を行う本体的なものを指すのに対して,「気」はその「こころ」の状態・反応など現象的な面をいう傾向が強い。「気は心」という言葉も,表面的な「気」のはたらきは本体としての「心」の表れであるという考え方に基づく〕

大辞林 ページ 141913