複数辞典一括検索+

きび・し 【厳し】🔗🔉

きび・し 【厳し】 ■一■ (形ク) (1)すき間なく詰まっている。「歯は白きこと斉(ヒト)しく―・くして珂(カ)(=玉ノ一種)と雪との猶(ゴト)し/金光明最勝王経(平安初期点)」 (2)厳格だ。容赦がない。「弾正をば霜台と云ふぞ。―・くはげしう事をただす官ぢやほどにぞ/百丈清規抄」 ■二■ (形シク) ⇒きびしい

きびし・い [3] 【厳しい】 (形)[文]シク きび・し🔗🔉

きびし・い [3] 【厳しい】 (形)[文]シク きび・し □一□ (1)厳格で,手心を加えない。取り扱いに容赦がない。「戒律が―・い」「―・い先生」「―・くしつける」 (2)耐えがたいほど激しい。激烈だ。「残暑が―・い」「砂漠地帯の―・い環境」 (3)人を寄せつけないような印象を与える。柔和でない。「―・い表情」「―・い山容」 □二□ (1)すき間なく詰まっている。密度が高い。「松―・しく生ひつづき/東関紀行」 (2)大したものだ。素晴らしい。「鯛の浜焼に蛸の桜煮,これは―・しいお持たせぢやな/歌舞伎・五大力」 〔もともとク活用の語で,シク活用が生じたのは平安中期からかと思われる〕 →きびし [派生] ――げ(形動)――さ(名)

きび-しょ [3][0] 【急焼】🔗🔉

きび-しょ [3][0] 【急焼】 〔「急焼」の唐音の転〕 急須(キユウス)。

きびす [0] 【踵】🔗🔉

きびす [0] 【踵】 (1)かかと。くびす。 〔主に西日本での言い方〕 (2)履物の,かかとにあたる部分。「沓の―に,あしの皮をとり加へて/宇治拾遺 2」

――を=返・す(=廻(メグ)ら・す)🔗🔉

――を=返・す(=廻(メグ)ら・す) 引き返す。あと戻りする。

――を接・する🔗🔉

――を接・する 物事が次々と続いて起こる。

きび-せん 【吉備線】🔗🔉

きび-せん 【吉備線】 JR 西日本の鉄道線。岡山・総社間,20.4キロメートル。岡山平野北部を走る。

ぎび-せん [2] 【蟻鼻銭】🔗🔉

ぎび-せん [2] 【蟻鼻銭】 中国,戦国時代の楚で使用された青銅貨幣。長さ約2センチメートル,長円形,表面はややふくらむ。蟻の顔に似ていたのでこの名がある。

きび-そ [0] 【生皮苧】🔗🔉

きび-そ [0] 【生皮苧】 繭から糸を取る際,はがした外側のくずや,繰り糸の際指先につく糸くずなどを集めて乾燥させたもの。紡績の原料とする。

大辞林 ページ 142193