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くすのき-ぶげん 【楠分限】🔗🔉

くすのき-ぶげん 【楠分限】 〔楠は生長は遅くとも,着実にのびて大木となることから〕 財産を地道に手堅く築き上げた金持ち。くすのきぶげん。「根へ入ての内証よし,是を―といへり/浮世草子・永代蔵 2」 →梅の木分限

くすのき 【楠木・楠】🔗🔉

くすのき 【楠木・楠】 姓氏の一。南北朝期の河内・和泉の豪族。橘諸兄の後裔といわれるが,正成以前の系譜に確証はない。

くすのき-まさしげ 【楠木正成】🔗🔉

くすのき-まさしげ 【楠木正成】 (1294-1336) 南北朝時代の武将。左衛門尉。河内国の土豪。1331年,後醍醐天皇に呼応して河内赤坂城に挙兵,建武政権樹立に貢献し,河内和泉の守護となった。36年足利尊氏を兵庫湊川に迎え討つが敗れ,弟正季と刺しちがえて死んだ。大楠公(ダイナンコウ)。

くすのき-まさすえ ―マサス 【楠木正季】🔗🔉

くすのき-まさすえ ―マサス 【楠木正季】 (?-1336) 南北朝時代の武将。正成の弟。通称,七郎。湊川の戦いで足利尊氏に敗れ,正成と刺しちがえて死んだ。

くすのき-まさつら 【楠木正行】🔗🔉

くすのき-まさつら 【楠木正行】 (1326-1348) 南北朝時代の武将。正成の長男。河内守。父の死後,南朝軍の将として活躍した。四条畷(シジヨウナワテ)で高師直(コウノモロナオ)の大軍と戦って敗れ,弟正時と刺しちがえて死んだ。小楠公(シヨウナンコウ)。

くすのき-まさとき 【楠木正時】🔗🔉

くすのき-まさとき 【楠木正時】 (?-1348) 南北朝時代の武将。正成の次男。通称,次郎。1348年,四条畷(シジヨウナワテ)に高師直(コウノモロナオ)と戦って敗れ,兄正行と刺しちがえて死んだ。

くすのき-まさのり 【楠木正儀】🔗🔉

くすのき-まさのり 【楠木正儀】 南北朝時代の武将。正成の三男。兄正行の死後,南朝軍の中心として幕府軍と抗戦。1369年足利義満に降伏したが,82年南朝に復帰。生没年未詳。

くすのき-りゅう ―リウ 【楠木流】🔗🔉

くすのき-りゅう ―リウ 【楠木流】 軍学の一派。楠木正成を流祖と称するが,主として「太平記」を兵書として研究して生まれた軍学。諸流ある。

大辞林 ページ 142848