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ぐ・する [2] 【具する】 (動サ変)[文]サ変 ぐ・す🔗🔉

ぐ・する [2] 【具する】 (動サ変)[文]サ変 ぐ・す (1)そなえる。そろえる。「差別の中に平等を―・する/善の研究(幾多郎)」 (2)そなわっている。そろっている。「いづれも仏性―・せる身を/平家 1」 (3)連れて行く。従える。「木曾殿は信濃よりともゑ・山吹とて二人の便女(ビンジヨ)を―・せられたり/平家 9」 (4)ついて行く。従って行く。「保昌に―・して丹後へ下りたるに/古本説話 6」 (5)夫婦としてつれそう。「かのおとどに―・し給ひければ/大鏡(師輔)」 (6)携える。持つ。「わりご―・しておはしたりけるに/多武峰少将」

ぐず・る グヅル [2] 【愚図る】 (動ラ五[四])🔗🔉

ぐず・る グヅル [2] 【愚図る】 (動ラ五[四]) 〔「愚図」は当て字〕 (1)機嫌が悪くいうことをきかず困らせる。だだをこねる。「子供が―・る」 (2)言いがかりをつける。「おいらが往つて―・りかけて,爰へおこすは/浄瑠璃・奥州安達原」

くずれ クヅレ [3] 【崩れ】🔗🔉

くずれ クヅレ [3] 【崩れ】 (1)崩れること。崩れたもの。崩れた所。「石垣の―を直す」 (2)整っていたものが乱れること。「敵軍の―をつく」「髪の―」 (3)集まった人々が分かれて行くこと。流れ。「宴会の―」 (4)相場が急激に下がること。 (5)戦いの陣立てが乱れること。 (6)名詞の下に付いて,複合語を作る。(ア)ある身分や職業のなれの果てである意を表す。「インテリ―」「新聞記者―」(イ)完成せず,途中でだめになった状態を表す。「併殺―」

くずれ-あし クヅレ― [0][3] 【崩れ足】🔗🔉

くずれ-あし クヅレ― [0][3] 【崩れ足】 (1)陣立ての崩れかかったありさま。 (2)取引で,相場が下落し始めること。

くずれ-ぎわ クヅレギハ [0] 【崩れ際】🔗🔉

くずれ-ぎわ クヅレギハ [0] 【崩れ際】 崩れ始めるとき。崩れる間際。崩れぐち。「―の高名(コウミヨウ)(=味方ガ崩レカケタ時,踏ミトドマッテ敵ト槍ヲ合ワセルコト)」

くずれ-ぐち クヅレ― [3] 【崩れ口】🔗🔉

くずれ-ぐち クヅレ― [3] 【崩れ口】 (1)崩れている所の端。 (2)「崩れ際(ギワ)」に同じ。

くずれ-づみ クヅレ― [0] 【崩れ積み】🔗🔉

くずれ-づみ クヅレ― [0] 【崩れ積み】 石垣を,崩れたような味を出しつつ,自然なかたちに自在に積む手法。

大辞林 ページ 142856