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くま-ねずみ [3] 【熊鼠】🔗🔉

くま-ねずみ [3] 【熊鼠】 ネズミの一種。体は細長く,体長20センチメートルほど。耳が大きく,尾が長い。野生種はインドからインドシナ・中国南部に分布するが,船舶に便乗して世界中に広がり,特に大都市で増加している。エジプトねずみ。田鼠。

くまの 【熊野】🔗🔉

くまの 【熊野】 (1)紀伊半島南部,熊野灘沿岸の地域。狭義には熊野川流域の熊野三山を中心とする地域。 (2)三重県南部,熊野灘に面する市。木材の集散地。那智黒(ナチグロ)を特産。 (3)広島県南西部,安芸(アキ)郡の町。広島市と呉市との間に位置。熊野筆を特産。

くまの-かいし ―クワイ― [4] 【熊野懐紙】🔗🔉

くまの-かいし ―クワイ― [4] 【熊野懐紙】 鎌倉初期,後鳥羽上皇が熊野御幸の際に催された歌会の和歌が,懐紙に記されて残存するものの総称。仮名筆跡として貴重。

くまの-かいどう ―ダウ 【熊野街道】🔗🔉

くまの-かいどう ―ダウ 【熊野街道】 京都から熊野三山へ至る街道。紀伊路と伊勢路とがあり,紀伊路は紀伊半島の海岸沿いの道を通り,田辺から内陸にはいって本宮(ホングウ)に達する道などがあった。

くまの-がわ ―ガハ 【熊野川】🔗🔉

くまの-がわ ―ガハ 【熊野川】 三重県と和歌山県の境を流れる川。上流は十津川で,北山川を合わせ新宮市で熊野灘に注ぐ。全長183キロメートル。新宮川。

くまの-ぎく [3] 【熊野菊】🔗🔉

くまの-ぎく [3] 【熊野菊】 キク科の多年草。暖地の海岸に生え,茎は地に伏し,分枝してはびこる。葉は対生し,披針形で薄く,ざらつく。五月頃から秋にかけて,立ち上がった枝先に長い花茎を出し,小さい黄色の頭花を一個ずつつける。ハマグルマ。

くまの-ごおう ―ワウ 【熊野牛王】🔗🔉

くまの-ごおう ―ワウ 【熊野牛王】 熊野神社から出す牛王宝印。起請文(キシヨウモン)の大半はこれを料紙とし,戦国時代になると烏点宝珠(ウテンホウジユ)という烏を図案化したものが使われた。 熊野牛王 [図]

くまの-さんざん [4] 【熊野三山】🔗🔉

くまの-さんざん [4] 【熊野三山】 和歌山県東牟婁(ヒガシムロ)郡の熊野坐(クマノニマス)神社(本宮),熊野那智神社(那智),新宮市の熊野速玉(ハヤタマ)神社(新宮)の総称。熊野三社。三熊野(ミクマノ)。熊野山。

大辞林 ページ 142973