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けごん-しゅう [2] 【華厳宗】🔗🔉

けごん-しゅう [2] 【華厳宗】 華厳経の教説に基づき,中国唐代の僧法蔵が開いた大乗の宗派。華厳教学は天台教学と並ぶ仏教の代表的な思想。日本には736年に唐僧道(ドウセン)が伝え,新羅(シラギ)僧審祥(シンジヨウ)が東大寺で初めて華厳経を講じ,日本華厳宗の第一祖となった。第二祖良弁(ロウベン)によって確立したが,のちに衰え,鎌倉時代に凝然・高弁により復興された。東大寺を大本山とする。

げ-こん [0] 【下根】🔗🔉

げ-こん [0] 【下根】 〔仏〕 仏道修行の素質・能力の劣ったもの。下機根。下機。 →上根 →中根

けごん-じ 【華厳寺】🔗🔉

けごん-じ 【華厳寺】 (1)中国山西省大同府にある寺。上寺は1062年,下寺は1038年の創建。中国最古の木造建築の一。 (2)韓国南部,智異山の麓,全羅南道東北部にある寺。544年新羅(シラギ)の真興王創建。華厳道場の中心地であったが,1593年焼失。1630年に碧巌(ヘキガン)が再興して以来禅宗の道場となった。 (3)岐阜県揖斐(イビ)郡谷汲村にある天台宗の寺。山号は谷汲山。798年豊然(ブネン)の開基。西国三十三所最後の札所。

けごん-の-たき 【華厳滝】🔗🔉

けごん-の-たき 【華厳滝】 栃木県日光市にある滝。男体山の溶岩流末端の100メートルの絶壁にかかる。中禅寺湖東部の流出口に近く,落下して大谷(ダイヤ)川となる。

けさ [1] 【今朝】🔗🔉

けさ [1] 【今朝】 今日の朝。こんちょう。「―早く着いた」

け-さ 【化作】 (名)スル🔗🔉

け-さ 【化作】 (名)スル 「化現(ケゲン)」に同じ。「阿弥陀仏の鸚鵡鳥と―して/今昔 4」

けさ [2][0] 【袈裟】🔗🔉

けさ [2][0] 【袈裟】 〔梵 kya 不正色・壊色(エシキ)の意〕 (1)インドで仏教者の着る法衣(ホウエ)のこと。中国・日本では衣(コロモ)の上に左肩から右腋下へかける長方形の布をいう。インドの法衣が形式化したもので,小さい四角の布を縫い合わせて作り,中国・日本では次第に色や布は華美なものが用いられるようになった。宗派によって各種の形式のものがある。功徳衣。無垢衣。福田衣。忍辱鎧(ニンニクガイ)。卓衣。 (2)「袈裟懸け」の略。「―に斬る」

大辞林 ページ 143356