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け・す 【化す】 (動サ変)🔗🔉

け・す 【化す】 (動サ変) (1)形を変える。変化する。ばける。「―・して僧と成り給ひぬ/今昔 6」 (2)教え導く。教化する。化(カ)する。「寺に有りて諸(モロモロ)の人を―・し/今昔 7」

げ-す [0][2] 【下種・下衆・下司】 (名・形動)🔗🔉

げ-す [0][2] 【下種・下衆・下司】 (名・形動) (1)品性が下劣なこと。また,そのような人やさま。「―な考え」 (2)身分の低い者。素性のいやしい者。下賤な者。 ⇔上種(ジヨウズ) 「―下郎」「女も男もいと―にはあらざりけれど/大和 148」 (3)召し使い。「食(メシ)たかせける女のむめといふ―なり/浮世草子・五人女 4」 (4)(「下司」と書く)「げし(下司)」に同じ。

――と鷹(タカ)とに餌(エ)を飼(カ)え🔗🔉

――と鷹(タカ)とに餌(エ)を飼(カ)え 鷹に食物を与えて手なずけるように,卑しい者を使うには金品を与えるのがよい。

――の後知恵(アトヂエ)🔗🔉

――の後知恵(アトヂエ) 愚かな者は事に臨んでは何の知恵もでないで,過ぎたあとでようやく名案が浮かぶ。下種の後(アト)思案。下種の知恵は後から。

――の一寸のろまの三寸🔗🔉

――の一寸のろまの三寸 戸障子を閉じるにも下種は一寸ばかり残し,のろまは三寸ばかり残す。ともに何事にも注意の足りないこと。

大辞林 ページ 143377