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――入(イ)・る🔗🔉

――入(イ)・る 心が引きつけられる。夢中になる。「そのうつくしみに―・り給ひて/源氏(末摘花)」

――後(オク)・る🔗🔉

――後(オク)・る (1)心の働きが劣る。「うちをば思ひよらぬぞ―・れたりける/堤中納言(逢坂)」 (2)気後れする。「あやしう,―・れても進み出でつる涙かな/源氏(梅枝)」

――重・し🔗🔉

――重・し 思慮深い。慎重だ。「世の中に―・くづしやかに思はれ給ひつる人の/宇津保(国譲中)」

――及・ぶ🔗🔉

――及・ぶ (1)想像がつく。「これこそ翁らが―・ばざるにや/大鏡(道長)」 (2)気が付く。気持ちが行き届く。「心の及ばむに従ひては,何事も後見きこえむ/源氏(澪標)」

――が痛・む🔗🔉

――が痛・む すまないという気持ちで苦しくなる。

――が動・く🔗🔉

――が動・く (1)そうしたいという気が起こる。 (2)気持ちが平静でなくなる。

――が通(カヨ)・う🔗🔉

――が通(カヨ)・う 互いの気持ちが通じ合う。心が通じる。

――が騒・ぐ🔗🔉

――が騒・ぐ 心配や不吉な予感などのため,心が落ち着かない。

――が弾(ハズ)・む🔗🔉

――が弾(ハズ)・む 楽しい期待で気持ちがうきうきする。

――が晴・れる🔗🔉

――が晴・れる 心配事や疑念が解決して,こだわっていた気持ちが消える。

――が乱・れる🔗🔉

――が乱・れる あれこれ思いわずらい,平静でなくなる。

――利(キ)・く🔗🔉

――利(キ)・く 気がきく。才覚がある。

――ここに有(ア)らず🔗🔉

――ここに有(ア)らず 〔大学〕 他の事に心を奪われていて,眼前のことに心を集中できない。心ここにあらざれば視(ミ)れども見えず。「―という有り様でそわそわしている」

大辞林 ページ 144166