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――好・く🔗🔉

――好・く 風流を好む心がある。「すぐれて―・き給へる人にて,つねは吉野山をこひ/平家 1」

――付(ツ)・く🔗🔉

――付(ツ)・く □一□〔「付く」は四段〕 (1)そういう心になる。「かの大臣のかたざまは思ひのく―・きなむ/寝覚 3」 (2)物心がつく。分別がつく。「彼の者―・きて,父は何処にやらんと尋ね候ふべきなれば/義経記 5」 □二□〔「付く」は下二段〕 (1)好意を寄せる。関心を持つ。「まま母の御あたりをば―・けてゆかしく思ひて/源氏(若菜下)」 (2)気付かせる。注意させる。「若き人に見習はせて―・けんためなり/徒然 184」

――解(ト)・く🔗🔉

――解(ト)・く 警戒心が薄れる。うち解ける。「人離れたる所に―・けて寝ぬるものか/源氏(夕顔)」

――に浮か・ぶ🔗🔉

――に浮か・ぶ 考えつく。思い浮かぶ。

――に懸(カ)か・る🔗🔉

――に懸(カ)か・る 気がかりに思う。気にかかる。

――に懸(カ)・ける🔗🔉

――に懸(カ)・ける 心にとめる。気にかける。心配する。

――に適(カナ)・う🔗🔉

――に適(カナ)・う 望んでいたことにうまく当てはまる。

――に刻・む🔗🔉

――に刻・む 深く心にとどめる。

――に染(ソ)ま🔗🔉

――に染(ソ)ま 自分の気持ちに合わない。

――に染(ソ)・む🔗🔉

――に染(ソ)・む 気に入る。意にかなう。「―・まぬ妻定め,左右なう引くべき様はなし/浄瑠璃・国性爺合戦」

――に付(ツ)・く🔗🔉

――に付(ツ)・く □一□〔「付く」は四段〕 気にいる。「―・かば,速やかに取れ/今昔 25」 □二□〔「付く」は下二段〕 関心を持つ。心にかける。「おもしろき家造り好むが,この宮の木立を―・けて/源氏(蓬生)」

――に留(ト)・める🔗🔉

――に留(ト)・める いつも意識し,忘れないでおく。心にかける。

――に残・る🔗🔉

――に残・る 感動がのちのちまで続く。「―・る名画」

――に任(マカ)・せる🔗🔉

――に任(マカ)・せる (1)自分の思うままにする。 (2)思い通りになる。「―・せぬ恋の道」

――にもな・い🔗🔉

――にもな・い 本気でそう思っている訳ではない。自分の本心とは違う。「―・いお世辞をいう」

大辞林 ページ 144167