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こころ-もと 【心元】🔗⭐🔉
こころ-もと 【心元】
胸元。胸先。「おつつけ行くぞ南無阿弥陀と―を刺し通し/浄瑠璃・出世景清」
こころもと-な・い [6] 【心許ない】 (形)[文]ク こころもとな・し🔗⭐🔉
こころもと-な・い [6] 【心許ない】 (形)[文]ク こころもとな・し
(1)気づかわしい。頼りなくて不安だ。「娘を独りで遊学させるのはどうも―・い」「ふところが―・い」
(2)待ち遠しい。じれったい。もどかしい。「いと―・くて待ちをれば/伊勢 69」「夜のあくるほど,いと―・し/枕草子 160」
(3)はっきりしない。「梨の花,花びらの端に,をかしき匂ひこそ―・う付きためれ/枕草子 37」
〔「心」に副詞「もとな」が添ったものの形容詞化で,気持ちの方が先走って落ち着かないさまが原義。期待や願望が強いために(1)(2)の意となり,また,ようすがわからないところから(3)の意も生じた。中世以降(1)の意で用いられることが多くなった〕
[派生] ――が・る(動ラ五[四])――げ(形動)――さ(名)
こころ-やす・い [5] 【心安い】 (形)[文]ク こころやす・し🔗⭐🔉
こころ-やす・い [5] 【心安い】 (形)[文]ク こころやす・し
(1)気心がわかっていて,遠慮のいらない間柄である。懇意である。「―・くしている知人」
(2)気軽だ。気安い。「何でも―・く頼める人」
[派生] ――げ(形動)――さ(名)
こころやす-だて [0][5] 【心安立て】🔗⭐🔉
こころやす-だて [0][5] 【心安立て】
親しさに慣れて無遠慮にすること。「―から,浸々(シミジミ)お礼も言はずに居た/金色夜叉(紅葉)」
こころ-やすめ [4] 【心休め】🔗⭐🔉
こころ-やすめ [4] 【心休め】
一時的に心配・不安を軽くすること。気休め。
こころ-やすらか [5] 【心安らか】 (形動)🔗⭐🔉
こころ-やすらか [5] 【心安らか】 (形動)
心が落ち着いているさま。「―におやすみ下さい」
こころ-やまし・い [6] 【心疚しい・心疾しい】 (形)[文]シク こころやま・し🔗⭐🔉
こころ-やまし・い [6] 【心疚しい・心疾しい】 (形)[文]シク こころやま・し
(1)心にやましく感じる。「何も―・いものはない」
(2)いらだたしい。おもしろくない。「左のしきりに負け,右のみ勝つにむげにもの腹だたしう―・しうおぼされければ/栄花(初花)」
[派生] ――さ(名)
大辞林 ページ 144189。